今日はマニアックなネタ。
クッキー生地の
pHによる色変化についての考察。
1枚目は焼成前の様子。
右側がレモン汁を加えたもの、
左側が水を加えたもの。
そして焼成後がこちら。
レモン汁を加えた方が酸性に傾いて、
マゼンタが強く出ています。
ただ、焼成後の方が
その差が小さいのはなぜだろう。
高温の方が反応が進みやすいはずなのに。
そう思って化学に詳しい方にきいたところ、
「混ぜた段階で反応は終わってて、
焼成すると砂糖のカラメル化とか他の要素が加わって、
差が分かりづらくなるのでは。」
との事。
後日、
生地を1時間寝かせてから焼いたら、
もっとマゼンタが強く出ました。
なるほどね。
こんな感じで、
日々の製作にプラスして、
少しずつ実験をしています。
今回の様に予想通りの結果がでる事はまれ。
でも、違う要因で出た結果かもしれないわけで、
次は違う酸性素材を使ってみたり、
アルカリ素材を使って青を出す実験をしようと思っています。
オーブンから出して
結果を見る時のワクワク感がたまらないや。