写真は6年前、ちーちゃんから生まれた猫5名。
ちょうど写真の真ん中にいるのが、つんつんです。
今日は生き方について。
私は6年前に野良だったちーちゃんとニクオさんを渉が家に入れて一緒に暮らし出すまで、
犬や猫に興味がありませんでした。
どこか違う世界の話、といった感覚。
でも今では彼らの事が大好きです、家族の一員。
しかしふと、
「この方達、幸せかな?」
と疑問に思うことがあります。
ご飯には困らないし、雨風は凌げるし、暑さや寒さに怯えることもない。
でも外を自由に走ることはできないし、友達を自由に探す事もできない。
ちなみに野良猫の寿命は8年くらいだそう。
野良歴5〜6年くらい?のちーちゃんは現在、たぶん10歳を超えています。
ちーちゃんはトイレの場所や仕方を一発で理解したので、おそらく人間に飼われていた後、野良になったのではと推測しています。
その過程ですごく嫌な目にあったのか、今でも人間に対してかなりの警戒心。
去勢手術はあまりのストレスで帰り道で肺水腫になって、帰宅後にすぐ獣医さんに連絡をして、そこで柔軟な対応をしていただけたから命拾いしたというほど。
なので、もしちーちゃんが体調を崩したら、病院に連れて行くかの判断はとても難しいのですが、高確率で助かるという病気でない限り、緩和ケアで見送りたいと思っています。
出来るだけ苦しまず、いつもの場所で、猫と人間の家族と最後まで。
私と渉は人間でも猫でも
「長く生きる事がいい事とは限らない」
という共通認識があるので、延命処置はもちろん、治るかわからない病気の手術はしないと決めています。
だってさ、猫の寿命は長くても20年。
私だったら、治るかも分からない病気を治療するために知らない場所に連れて行かれて不安で仕方ない日々を送るくらいなら、寿命と捉えて、家族といつも通りに過ごしたい。
本音を言うと、私にとって動物と暮らす事は人生初で、完全に家族だと思っているので、誰かが亡くなってしまったらと考えると辛い。
想像するだけで喪失感が凄まじい。
でもだからといって
「少しでも長く生きててほしい」
という思いで延命措置をするのは飼い主のエゴだと私は思うので、グッと堪えるんだろうなと。
渉とそんなことを話して
「後で後悔しないように、今たくさん撫でたり、喜んでもらえるように尽力しよう」
と、ちょっとした案を画策中。
いつもTSUCURITEを陰ながらサポートしてくれている猫たちへの恩返し、
成功するといいな。