写真はパイの群れ。
同じように作っているつもりでも、形が少しづつ違う。
今日は自分のことってよく分からないという話。
原因は自分のことを客観的に見れていないからでしょう。
だから私は周りからの声を聞いて
「へー、私ってそんな感じなんだ」
と自分の輪郭を確認していきます。
例えば
「よく淡々とランニング出来るよね」
と言われたら、マイペースなんだなとか、
「なんか辛そうだね」
と言われたら、その時取り組んでいる物事が自分の長所とミスマッチなんだなとか、
「楽しそうだよね」
と言われたら、その時取り組んでいる物事が自分の長所とマッチしてるんだなと。
誰しもが得意なこと、不得意なことの両方があって、
人より出来ること(つまりは楽しんで取り組めること)がない人なんていない。
私は
繊細な作業、
10年先のビジョンを掲げること、
思ってないことを言うこと、
周りと歩調を合わせること、
ここぞと言うときに瞬発力を必要とされること、
見切りをつけて次に行くこと
が苦手。
そして
ザックリと大量のことを処理すること、
目の前の目標を掲げて周りの人を巻き込んでいくこと、
率直な気持ちを言うこと、
準備や計画を立てて淡々と進めること、
周りを気にせず我が道をひた走ること、
粘り強く諦めないこと
が得意。
この見極めができるようになってきたのはここ数年。
なんとなくこの人達と一緒に歳をとって行くんだろうなと思える信頼できる人達がいてくれて、その人達の声に耳を傾けられることができるようになってから。
ここが分かるようになってきて、かなり生きやすくなりました。
どうしても避けられない場合をのぞいて、自分の特性に合わないことは誰かに託して、その人の苦手なことを引き受ければいい。
自分の得意なところで、誰かの役に立てるように尽力すればいい。
もちろん苦手が少しでも軽減されるような方策は打つけど、(突発的な依頼に対応しやすくするために、少し前倒しで物事を進めてくなど)
全部完璧にできる人なんざ、いないからね。
そう思うようになってから、周りに対しても少しは寛容になってきた気がしています。
それでいいと思えたのは、自分に過度な期待を託す若かりし時期を過ぎたからなのかもしれない。
「お互いさま」
と言う言葉が身に染みている40歳春のお話。