【緊張しない理由】

今日も今日とて焼いております。
写真はチョコサンドビスのローズ。
ローズを練り込んだ生地の間にチョコレートをサンドしたお菓子。
このチョコサンドビスシリーズはお野菜とお花がありますが、最近はお花が人気です。
お客さんに伺うと、袋を開けた瞬間にふわっと香るお花の香りが気に入ったと言う方が多い。
私はお野菜シリーズの中の玉ねぎココアも捨てがたいなぁ。
こんな感じで初対面のお客さんの感想を聞いて参考にすることが多々あります。

そんな私がよくされる質問。
「知らない人と話すときに緊張しちゃうんですけど、どうしたらいいですかね。」
うーん、難しい質問。
私は誰かと話すときに緊張することはほぼありません。
なぜかとよく考えてみたら、それは
「自分に期待をしていないから」
なのかなと気づきました。

緊張する理由って、
「嫌われたらどうしよう」
「劣っているって思われたらどうしよう」
「練習通りにできなかったらどうしよう」
こんな感じかなと思います。
自分の思い描いた状態と違ったら嫌だ、というのが共通点。
でも、みんな違う人間だから予想外の反応や捉え方はたくさんあるし、
練習を積んでも失敗することだってあるし、
全員に通用する「正解」もないと思うのです。
ならば、今の自分のありのままを晒すしかないじゃん。
→緊張とは無縁になる
自己分析したところ、こんなロジックのようです。

相手を否定したり、無視したり、馬鹿にしたり、自分の常識に当てはめようとしたり、
そうならないように気をつけて、あとは自分を晒すのみ。
もし相手を否定してしまったら、あとで素直に謝る。
人間だから感情的になったりミスすることは絶対にあるし、逆に自分が謝られたらそれを許す器は持っていたい。
意地になって許さないというのは、誰にとってもいいことがないから。

お菓子屋を始めてから、私は人とコミュニケーションをとることがますます好きになりました。
自分の知らない世界の話や、考え方や、体験を知れることは自分の世界観を広げてくれる気がするから。
だから失敗することもあるけれど、気にしなーい。
素のままでいきます。