ベトナムのある日の夜ご飯は
地元民で賑わう海鮮屋さんへ。
軒先に並んでいるイスとテーブルでいただきます。
ショーケースの中から好きな海鮮を選んで、
蒸し、鉄板焼き、串焼き、お鍋など
調理方法を選んでオーダーするシステムです。
連れて行ってくれた方はベトナムに会社を構えている方なのですが、
グルメなベトナム人の方と一緒に行かないと、
満足いくオーダーが出来ないそう。
というわけで、
「○○をこの調理法で食べる」
というベトナム語を教わってきて、
いざ実食。
まずはカニとベトナムの333ビール。
奥に見える緑色のお皿には
タコのスパイシーな炒め物が並んでいます。
その他にもたっくさん頂いたのですが、
酔っぱらっていたため写真はなし。。。
シメはお鍋。
お鍋の作り方が面白くて、
まずメバチマグロとお野菜を少し入れて煮て、
それを取り出してナンプラーにつけて食べる。
そして空になったお鍋にお野菜をたっぷり入れて、
軽く湯がいたフォーを入れた器にそのだし汁を注いで頂くと言うスタイル。
お魚はもちろんですが、
出汁で食べるフォーが美味しいのなんのって。
そして食事をしている時には
ひっきりなしに物売りの人がやってきます。
おつまみのお煎餅、果物、スナックなどなど。
お店の方は少し邪魔だなぁという顔をするだけで、
容認している様子。
もう一つ面白かった事。
急に道路の向こう側で踊り出す青年。
ラジカセで大音量の音楽を鳴らしながら、
かなり鍛え上げた身体でカンナムスタイルを踊っています。
ひと踊り終えると、
なぜかぺろぺろキャンディを売りにこちらへやってきます。
常連さんによると、
何を売るかは日によって違うらしい。
交通量もそこそこの道路脇でこんな晩ご飯を楽しんでいたところ、
突然スコールがやってきました。
ものの20秒くらいで大降りに。
降り出した直後、
お客さんはみんな屋根のあるところへ避難し、
スタッフは道路の向こう側でスタンバイしておいた可動式の屋根を持って、
一気に走り出します。
あっという間に客席の上に屋根をセット完了。
私たちは食べ終わった直後だったからよかったけど、
食べ途中の物はやはり雨浸しでダメみたい。。。
ベトナムは戦争の影響で年配者の人口が少ないから、
圧倒的に若い人が多い。
彼らを見ていると、
日本よりも勤勉なんじゃなかろうかと思います。
街中には
「平日のお昼間になんでボーッと道端にいるんだろ」
みたいな人も多いけど、
働いている人はものすごく真面目な印象。
ベトナムが急成長している理由が
ちょこっと垣間みれたのでした。