これまたちょっと前の話。
文房具カフェへの納品分を作った後、
夜な夜な焼いたのがこのバウンド。
小さく刻んだレーズン入りのシンプルなパウンド。
私にしたら珍しくbasicな仕上がりです。
何を隠そう、
これは父への差し入れ。
まだ固いものは食べるのが難しい様なので、
やわらかくてしっとりとした物がいいかなと。
作りながら思った事。
カフェへの納品や手創り市での販売分は、
誰が食べるのかわからない。
でも
「あの人に食べてもらおう」
と思って作る時は心構えが全然違ってくる。
どちらも楽しい事に違いはないし、
「食べた人に喜んでもらいたい」
という気持ちに変わりはない。
でも、
誰かに向けて作った物の方が
満足のいく仕上がりになる気がします。
カフェへ卸すお菓子、
自分で販売をするお菓子、
誰かに向けて作るお菓子、
探究心から作るお菓子、
作る時に意識しているわけではないけど、
全て違うものだと感じた今日この頃です。