【待ち時間と夏の帽子】

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父の手術の数日前、
手術時間は12時間くらいと聞いていたので母と
「きっと落ち着かなくて考える作業は出来ないだろうから、
 何か単純な手作業を持って行くといいかもね。」
と話していました。
そして私は帽子を持って行き、
作っていました。
クラウンはずいぶん前に編み終えていたのですが、
つばを作る気力がなく放置していたもの。
母と話しながら、
革で作ったつばを手縫いする作業は
落ち着かない待ち時間にぴったりでした。
コバを処理する作業が残っていますが、
追々やろうっと。
母は
小枝と布巾を持参。
小枝で楊枝を削り出し、
布巾に手縫いで刺繍をしていました。
私はこの他にも、
・バックベルトが壊れてしまった靴の修理
・お菓子ラベルの切り出し作業
をしていました。
パソコンも持って行っていたのですが、
やはりソワソワしてしまい、仕事は断念。
途中、母が作ってくれたお弁当を食べ、
1Fにある喫茶店へコーヒーを飲みにいったりしたのに、
とても時間が過ぎるのが遅く感じました。
数年後、
「この帽子作ってた頃は辛かったよねぇ。」
なんて両親と話せるといいな。