写真はナッツサンド。
オートミールのザクザク系クッキーにナッツペーストをサンドしたお菓子。
昨年、百貨店で出すことを目標として開発したのですが、
レシピを考えるのに手こずり、菌検査に出して結果が出るのがギリギリになった思い出。
今ではつくりての小さなギフトとして定番となり使ってくださる方も多く、
今までとは違う層のお客さんも増え、
あの時粘強く作ってよかった、と思っています。
これがないままにギフトシーズンに突入していたらと思うと、ゾッとします。
このように私は図らずも間一髪で難をのがれる傾向にあります。
「あの時、あっち選んでたら厄介なことになってたわ！」
「あの時、やっといてよかった！」
と。
学生時代は長く続けたバイトを終えた日の夜にバイト先でボヤが出て閉店することになったし、
遊び半分で出たコンテストで偶然出会った人が今のつくりての経営を見てくれている友人だし（彼女いなかったら今のつくりては確実にない）
長く出続けたイベントに出なくなった途端そのイベントは開催できないような状況になったし、
厚木店を建てた数ヶ月後に消費税が上がった。
特にコロナ直前のタイミングで店舗を構えていなかったらその後1年ちょっとは収入がゼロになっていた＆今、国産の木造で建てようと思ったら1.5倍の費用はかかったでしょう。
おそろしや！
先方に迷惑がかかるから言えないけど、他にも
「セーーーフ！」
と後になって思う事例がちらほら。
中には私や渉が潮目を見て判断していることもあるけれど、やっぱり私は運がいいことに違いはない。
つい先日もそう。
つくりては昨年6月に法人化して、税理士さんに会社の会計を任せることにしました。
法人化する前の昨年1月〜6月までの個人事業主としての確定申告は
これまでと同じやり方＆繁忙期じゃない時期の分&インボイス適用前の分なのでサクッと完了しました。
ただこれ、もし個人事業主のまま、今年も昨年一年分の確定申告を自分でやっていたとしたら、ものすっごい作業量でした。
インボイス制度が導入されたおかげで取引先の登録番号をいちいちチェック&入力したり、
税率が違う売上を仕分けしたり、
事務作業が得意な私でも、あまりの作業量にお手上げだったと思う。
ギリギリセーフ！
本当にセーーーーーフ！
法人化を決めた時点では、した方がいいか否かフィフティーフィフティーな状況でしたが、
結果的にはつくりてが自動的に消費税課税業者になるタイミングと重なったこともあり、
法人化しておいてよかった、グッジョブ！
私自身も漠然とした不安でいっぱいだったし、
周りは私の決断を不安視してる人が多かったけれど、
「よくぞあの時、自分を信じた私！」
と自負しています。
（決めたら突き進む頑固者ともいう。）
オトナたるもの、決断するのは自分。
もちろん、責任を取るのも自分。
もし自分の選択が結果的に失敗したとしても、その時に意見をくれた人や身近な人や環境のせいにするなんてもってのほか。
感情に流されないよう、言い訳しないよう、いつも自分に言い聞かせています。
私の場合は自営業なので仕事に関して大きな失敗をすると家族に多大な迷惑がかかります。
選択を重ねるごとに徐々に揺らがない心の強さがついてきているのはいい傾向だと思っていますが、
人間は弱いものなのでちょくちょく自分に確認した方がいい。
とはいえ、何においても意見を下さることはとてもありがたい。
友人、家族、そしてお客さん。
他人の私のことを考える時間を割いてくれているだけで感謝。
中には悪意のある意見もあるのが世の常ですが、
それは相手と面と向かって話したら、わかる。
目を見て話したら、わかる。
私はその点で自分を信頼しています。
世の中では、
「自分の選択を正解だったと思えるように行動すべし。」
と言いますが、私の場合は理路整然とした考えのもと覚悟を決めてやっているわけではなく
「自分に負けてたまるかー。」
という負けん気が自然と働いて、
覚悟が自然と決まり、
持ち前の粘り強さと運の良さも相まって、
「偶然、自分の選択が正解になっている。」
ということなんだろうと思っています。
しかし、これは現時点での話。
運の良さが一生続くはずはないよね、
さぁどうする私。