【私の周りにいてくれる人達】

11月24日、初めての百貨店出店が終了しました。皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
応援ありがとう、一緒に楽しんでくれてありがとう。


今回の出店で感じたことを忘れないように書き留めておきます。


まず百貨店の担当者さんには本当に頭が上がりません。
百貨店にくるお客さんの事を知り尽くしたプロからアドバイスを頂けるなんて貴重な機会。
ビジネス的観点から見ると、即戦力にならないペーペーの弊店は切り捨てられて当然だと思う。
何も手をかけずに売上を立てられるお店なんて世の中にたくさんあるんだから。
それなのに私を、つくりてを認めて育てて、一緒に頑張ろうとしてくれているのが伝わってきて、
本当に嬉しかった。
百貨店ならではの事はもちろん、一事業者の責任者としての心構えも教わりました。
いつも私は人に生かされてるなと思うわけです。



少し詳細を書くと、厚木や国分寺のお店はお客さんが目指してきてくれる方がほとんど。
お客さんは来る前から好意をもってくれている場合がほとんどだけれど、ターミナル駅の百貨店にはいろんな方がいらっしゃる。
悲しいかな、ネガティブな目的を持っている方もいる。
ごくごく一部だけど、そんな環境に慣れていない私は、今回それに直面して、シャットダウンできずに心がポキンと折れかけました。
元々、性善説を信じている私は特にそういうものが苦手なんですな。
そんな時心構えを教えてくださったのが担当者さんでした。
そして接客マスターのチャリ姉にも助けられました。
つくりてを応援してくれる人たちのためにも毅然とした対応を。
ほんとそうだよね。
チャリ姉のおかげでまた一つ、たくましくなれたね。



そして商品力の弱さを実感しました。
パッと見て、グッと心を掴める商品作りが出来ていない事実を突きつけられました。
商品展開と百貨店のお買い物傾向については担当者さんに教えていただきながら、
会期中にできることはやって、試してという7日間。
その他陳列や接客の改善点もあるけれど、その時の世間の情勢や立地なども影響はするけど、やはり商品力があればそんなの関係なく人の心は掴めるもの。
1年前よりは良くなったことは肯定しつつ、言い訳せず精進します。
まだまだ甘いね、伸びしろがたっぷりだね。



そして温かい言葉をたくさんいただいた1週間でもありました。
友人達や常連さんが
「ゆいー」
「ゆいさーん」
「つくりてさーん」
って続々と来てくださって幸せでした。
人生で最初で最後、人気者気分に浸れました。
冥土の土産にします。

そして初見の方で1週間の出店中にリピートして下さったり、嬉しいご感想をいただく機会も多くありました。中でも特に印象的だったのが、東武百貨店のお得意様の70代女性のお言葉。(VIPカードなのでお得意様とわかるのです)
「あなたの作るものは繊細ね、素晴らしい。また東武百貨店に来てね。」
つくりては東武百貨店に出て良かったんだ、分不相応ではなかったのかもしれないと少しホッとしました。
人の目は気にしない私ですが、間違ってなかったんだと思えたら涙出たよ。
そして仲間のありがたさを心底感じました。売り場をよくしようと尽力してくれて、本当に本当に嬉しかった。終わった後も「チームつくりてに入れてくれてありがとう」なんて言ってくれてさー!


実務的なことを言えば、私はお金周りのことが苦手なので、仲間に頼りきりでした。
東武さんは使えるカード、アプリ、クーポンが多くてお客さんにとってはありがたいのだけど、レジに付属する機械も多く、「このカードとこのカードの組み合わせの場合は、こっちが先であっちが後。」みたいなルールが煩雑で、私にはお手上げ。しかしチームつくりてには優秀な人材が揃ってるわけですよ。
冷静沈着に対応できる人達が。加えて私の体を気遣ってくれちゃってさ、もうサイコーかよ!ありがとう、ありがとう。
これからもいろんな場所で、いろんな企画で一緒に楽しんでね。
私のかけがえのない財産。


そして唯一、私が自分を褒めたいのは脚力。
最終日は店舗入れ替えのために締め作業をマッハで終えなければいけない。
しかし東武百貨店さんって建物が長ーい。売上入金機は出店場所から一番離れていたので、片道5分くらいかかります。
薄暗い廊下や店内は完全に迷路なので、慣れるまではかなりの所要時間。
しかし最終日、私は最短経路を疾走できたよね。ジョギングで鍛えた私の脚力を褒めようと思います、ナイス私の脚!

どーでもいいことはおいといて、終わった今、私はやる気に満ちておりますよ。
今回ベースラインを把握できたので、ここからは良くなっていくしかない。なぜなら私は課題が明確になれば、その解決に向けての熱意と粘り強さを持っているから。
自分の一番の強み。


次にチャレンジ出来るチャンスが巡ってきた時には今回より良いものをお見せすることをお約束します。
そのためにはまず目の前のお客さんにもっと喜んでもらえるように尽力すること。
これに尽きる!

この週末、百貨店の担当者さんから暖かいお言葉もいただき、
「共に進んでいこうとしてくれているんだ」
とわかり、ホッとするやら、嬉しいやらで涙。
あぁ、私のやってきたことは間違ってなかったんだと。
これでやっと緊張感がとけていきそうな予感。
次の週末にはいつもの自分を取り戻せそうです。


今回の東武百貨店出店でお世話になった皆さん、
そして地方催事、店舗、通販、SNSを見てくださっている皆さんなどなど
私の周りにいてくれる人達に感謝して、
共に、前に前に、いざゆかん。