【いいところを伸ばしていく】

いちごと生姜のタルトを焼いております。
いちごの季節が終わるまで、まだしばらく楽しむつもりです。

今日は少し前のお話。
昨年11月、東武百貨店のPOPUP出店が終わってから、
なんだかんだ1ヶ月ちょっと自分を取り戻せませんでした。
気持ちが落ち着いてきたのが、お正月明けころ。

原因は
インプットが多かったこと、
緊張がなかなか解けなかったこと、
そして何より雑踏に晒されたこと。
駅ビルの地下ってガヤガヤうるさいわけではないけど、
実際はいろんな小さな音が絶えず重なり合っています。
私は耳から情報を得るタイプなので、この環境が堪えたよう。
終わってからしばらくは人の話をきくのもしんどく、大好きなラジオも聞けないほどでした。

こうして外に出ると、気づきが多い。
自分の弱いところ、強み、そして今ぶつかっている問題解決のヒントも転がっています。
要は自分や自分の仕事に対する客観的視点を持つきっかけになるということなんでしょう。

しかし外に出ればいいと言うわけではなくて、
「自分のことをよく知る、慣れ親しんだ場所に出ること」
は客観的視点ではないという点では違うんだろうと思います。
また自分と同じような境遇の人たちの中だけで過ごすことも違うんだろうな。
地域や規模の違う、自分やお店のことを知らない人たちの輪にポンと入ってみることで、
「世間的に、自分のブランドはこういう強みがあったのか」
「こんなところが足りないのか」
「私ってこういう見え方しているんだな」
ということを考える機会が増えます。


もちろん、万人受けするお店や自分を目指す必要はないし、
目指したところで私がうまくハマらないことは重々承知ですが、独りよがりは誰にとってもいいことがない。
自分の弱みと強みを客観的に理解して、いいところを伸ばすためにも視野は広くもちたいなと思うわけです。

40歳も近くなると、自分の根本的な部分はこれからも変わらないだろうし、ダメなところを改善するというより、いいところを伸ばしていくことに注力した方が健やかに暮らせるんじゃないかと思っています。