【2021年の総括】

2021年の総括。

毎年、
「今年は激動の一年だったね」
と言われている気がします。

私視点では、取り巻く環境の変化と自分の無力さを実感した一年でした。
卑下してるわけではなくて、周りの皆さんがいないと本当に何もできないんだなと認識できて、本当によかった。
商品作りもぜーんぜん甘いね。
日々よくなっているけど、まだまだ先は長い。

時系列で見ると、
2021年前半はコロナ禍真っ只中で、催事も多くが中止。
店舗と通販に集中しましたが、1年前と同じような流れに
「私ったら1年前と同じようなこと繰り返してるな」
と落胆もしました。

そして5月に丸井国分寺店、東武百貨店池袋店からポップアップ出店のお誘いをいただき、流れは一気に変わりました。
「今、できる全てを出し切ろう」
初めてのことに挑める嬉しさとプレッシャーと時間のなさとの戦い。
こう見えて、プレッシャーは結構感じるタイプで、それを力に変えられる自信もあるのですが、
特に丸井さんに出店する1ヶ月前頃から私は息が浅くなり、常に苦しく、
「なるようにしかならない」
と自分に言い聞かせていた記憶があります。

そして秋は一瞬で過ぎ去りました。
9月に丸井国分寺店、10月11月はパンタスティック!!やGreen Hills Marcheなどの地方催事も再開し、11月の東武百貨店池袋店が終わると、クリスマスに突入。
12月は息切れしたことを否めませんでしたが、なんとか最後まで楽しめた事にホッとしています。
最後に年越し蕎麦ブリオッシュという、くっだらないことに真面目に取り組めて本当によかった!

また恵まれない子供達の施設や活動団体へのお菓子の寄付、これができたこともとても嬉しかった。
賛否両論あることなので、公にしたあとに干されるのも覚悟でしたが、むしろ仲間が増えました。

そして冒頭にも書いた、取り巻く環境の変化について。
百貨店出店や雑誌掲載など
「本当にTSUCURITEでいいの?分不相応じゃないの?」
「私、間違った方向(人として)に進んでないかな?」
と状況が飲み込めないまま、不安なまま突き進んでいった感覚です。
しかしそれを誰かに話してしまうと、さらに不安が込み上げる気がして、その気持ちに気付かないフリして突き進みました。
後になって信頼する人に話して、
「大丈夫、自信持って」
と言われて、今になって少し自分の気持ちが追いついてきた感じです。

また冒頭で書いた「自分の無力さ」については私を身近で見てる人はよくご存知かと思いますが、抜けるとこスコーッと抜け落ちるからね。
最近は
「かっこいいね」
「すごいね」
と言って頂く事が多いけど、そんなこと全くないんです。
百貨店の営業後のレジ締めでは
「會田さん、早く終えないと入金機が終わっちゃうよ」
と担当者さんを呆れさせたからね。
ギリッギリで終えて、猛ダッシュするアラフォーの間抜けさったらないよね。
他にもポンコツ事案はたくさんあって、それでも見捨てずにいてくれる周りの皆さんに感謝感謝です。

渉にもたくさんの苦労をかけました。
後半は渉がほぼ毎日、人間と猫たちの食事の用意をしてくれました。
一般的な夫婦の在り方とは違うのかもしれませんが、これが私たちのスタイルなんだろうと思った結婚17年目。

これまでの私は
「やり切った。」
と毎年年末に満足していたのですが、
2021年の今は
「あー、私、まだまだ甘いな。」
と感じています。
その時その時のベストは尽くしたつもりだけど、今思うと悔やむところも多々あります。
そんな気持ちになっているのはきっと、
長いトンネルの先に光が見えてきた証拠だと思っています。



みなさま、良いお年を。
2022年については年始にでもまとめようかね。