【一人の力なんてたかが知れてる】

写真は秋に出していた、柿とシナモンのタルト。
柿ラバーとしては、お気に入りのお菓子です。
また柿の季節に作りたいな。


今日は
「なんでそんなにエネルギッシュなんですか?」
「モチベーションはなんですか?」

最近よく聞かれる2大質問について。

答えは、
ぜーんぜんわからない!
考えた事ない!

そんな事を渉に話したら
「習慣じゃない?」
と。
確かに私は毎朝早く起きて、時に朝ランして、その後は製造室で1日を過ごします。
特にそこに不満も疑問もない。
やりたいことや気になっていることは溢れているから、時間はとにかく足りない。

しかし習慣として淡々とお菓子を作っているわけでもなく、
催事にでたり、台湾行ったりというルーティン以外の動きも挟んでいきます。

ちなみに個人店によくある
「動いてないと不安」
みたいな気持ちは全くありません。
心のどこかで
「やるだけやって、後はなるようにしかならない」
といい意味での諦めがついているから。

そして自分のモチベーションを考えてみた結果、
「やってみたい」

な気がしています。
やらねば、じゃなくて、試してみたい。
やり続けたい、でもなくて、やってみたい。

例えば新作を出す時、
納得できるレシピを確定して、日持ち検査をして、パッケージを決めて発売するわけですが、
必ずといっていいほど改善点は出てくる。
頭で考えて完璧だとしても、実際は必ず違う。
一発OKのものなんてないない!
だから、ある程度のところまで詰めたら、まずは出す。
製造も数を重ねると改良点が見えてくるし、お客さんの反応もみて改良を繰り返していきます。

もちろん頭で考える工程は必要だけど、
自分の頭だけで理詰めで考え続けて、
「これじゃだめだ」
と行動ができなかったらもったいない!
いろんな人の目に触れて、そこから改良のアイデアやヒントを見つけて、ブラッシュアップしていったほうがいいものが出来上がる。
そもそも人間が一人で考えついたり、出来るものなんて、たかが知れているのである!

よくも悪くも自分に期待をしていないから、
想像通りにいかないことが受け入れられるし、
周りの人との化学反応を楽しめるし、
そこで自分の想像以上のものが出来上がるのが楽しくて仕方ない。


というわけで、これからも皆さんが私の周りにいてくださる限り、
私のモチベーションは常に高めなのである。
ありがたいね、ありがたい!