写真は渉が作ってくれた、TSUCURITEブランドストーリー。
お菓子を通じてコミュニケーションをとること、
それがTSUCURITEの向かうところ。
,今日は年末恒例、今年の総括ブログ。
楽しみにしてくれているのかは謎ですが、健忘録として残します。
2018年の総括を見ると、最後に本音が漏れて
「辛かったー」
と書いてるけど、その時の私に送りたい言葉は「まだまだ甘いぜよ」
です。
2019年は盛り沢山でヘロヘロ、ハラハラな1年となりました。
大きな変化としては
生活拠点の移動とお店を構えたこと。
1月 愛知から東京に引っ越し
6月 国分寺店をオープン
8月 東京から神奈川に引っ越し
9月 厚木店をオープン
旅行などの移動とは違って、生活拠点の移動は普段の生活がガラリと変わるので慣れるまでは苦労もありますな。
そしていきなり2店舗始めたことは自分自身でもびっくりな展開でした。
厚木の工期が半年遅れた事をきっかけに
「それなら今できる事をしよう。」
と国分寺店を開いたので、流れに身を任せたつもりですが、
周りからはとても驚かれました。
1人営業でどうやって2店舗回すのか、具体案を考えずに挑みましたが、こうして無事に1年を終えられたのはチャリカさんと両親と渉のおかげです。
感謝、心から感謝。
そして今年は私が現場に立つイベント参加は少なくなってしまいましたが、
催事参加をたくさんできた一年でした。
面白い話を持ってきてくれるじんそん(勝手にあだ名付けて呼んでる)はじめ、イベント企画や運営のみなさんありがとう。
私、もっとお客さんに喜んでもらえるよう、そしてイベントにも貢献できる様に精進するから!
そして途中、自信をなくして右往左往した一年でもありました。
当たり前だけど、店舗と催事とイベント出店では喜ばれる商品もお客さんも違う。
そして店舗でのお客さんは今までのTSUCURITE の活動を知らない人がほとんど。
頭では分かっていたけど、商品構成や見せ方や商品作りをうまくそこにフィットさせることに四苦八苦して、6月から11月頃まではしんどかった!
人生で一番と言っていいほどの試練。
これまでのTSUCURITEが否定されたかの様な気持ちになり、
「ベーシックなお菓子の方がいいのか?他のお菓子屋さんも作っている様なお菓子が正解なの?それを私がやる意義ってなんだろ?」
と悶々としていました。
そんな気持ちがどん底の時、TV番組が
「単にベジなお菓子じゃなくて、面白い組み合わせのお菓子を取材したい」
と話をくださったのが大きな転機となりました。
地域の人にTSUCURITEの存在を知ってもらえることはもちろん、
「あー、これまでのTSUCURITEは間違ってなかったんだ」
と自分を取り戻すきっかけとなりました。
だからといって、以前と同じ様なやり方ではなくて、
「ベーシックな中にTSUCURITEらしいワンポイントを加えた、取っつきやすいお菓子も作ろう」
という視点が加わりました。
初めてのお客さんでも抵抗なく手に取れて、TSUCURITE らしさが伝わるお菓子。
今ならわかる、TSUCURITEのお菓子は理解するまでに時間がかかるのさ。素材の組み合わせが複雑だし、パッとわかる味ではなくて、じんわり伝わる味だから。
時間をかけて、TSUCURITEを受け入れてもらえるまで、我が道を淡々と進むしかないのだね。
試練ではあったけど、TSUCURITEの進化だと思っています。
他には、鬼子母神手創り市と好好手感微笑市集
(台湾)を繋げた事も大きな収穫でした。
ブログ更新はまだできていないけれど、イベントは無事に終了、参加者の皆さんの笑顔もたくさん見れてホッとしています。やってよかった、私の直感は正しかったんだと。
通訳なっちゃんと2人で両主催者の間に入ってやりとりする中で、台湾人と日本人の物事進め方の違いや考え方の違いを痛感するいい機会ともなりました。
違う文化の人と何かを一緒にやるときにはこれまで以上に最大限の配慮と思いやりをもって進めようと改めて誓うの巻。
そして12月、久しぶりに鬼子母神手創り市に参加して、私は完全に自分を取り戻し、今に至ります。
お客さんの気持ちが痛いほど伝わってきたよ、ありがとう、本当にありがとう。
私の2019年はこんな感じの1年でした。
そもそも2018年2019年は
「ベース作りの年」
と位置付けて過ごしてきました。
設備投資をして環境を整え、
販路を開拓し、
店舗を構える。
ここまではなんとかたどり着きました。
まだ基礎はガッタガタだけど、一歩一歩前進しているはず。
じゃあ2020年はどうするのか、列挙してみます。
まずお菓子屋TSUCURITEとしては
・TSUCURITEらしいお菓子作り
・催事で喜ばれる商品の開発
・イベントへの出店(私本人が現場へ行くようなイベント)
一言で言えば、原点回帰。
2019年はお店OPEN×2という一大事に注力しましたが、
今年は以前のような活動も少しづつ再開していきたいと思っています。
私が大好きなマーケット出店も、TSUCURITEの大切な構成要素だと再認識したし、体が元気なうちはやりたいよね。
そしてお菓子のレシピ作りももっとストイックに自由な発想で作りたい。
TSUCURITE會田由衣としては、
・台湾計画その1 台北編
・台湾計画その2 台中編
・台湾計画その3 台湾のマーケットに本気で参加しよう計画
・国分寺でtogether計画
・厚木でtogether計画
・會田由衣の英語力UP計画
一言で言えば、みんなで面白いことをやろうよ、ということ。
一人でできることなんてたかが知れていて、
それぞれが得意分野を持って一つのことにトライしたら、想像を上回るすんごいものができることはこの数年で実感したから。
ここに列挙したものは2020年中に実現するかはわからないけれど、
2020年に準備は着々と進める予定です。
台湾のマーケットに本気で参加しよう計画は
2019年は運営スタッフ側として無事に開催したいという気持ちで参加していたので、自分の出店はおろそかになっていました。
2020年は1回、お菓子屋TSUCURITEとして本気で準備して挑みたいなと思っています。
これらのことを実現させるために必要なこととして、私の英語力を上げることはマストだと感じています。
もともと海外一人旅をしていく過程でコミュニケーション力は鍛えられていきましたが(それがないとやっていけない場面が多くて)、
2年前にカナダへ2ヶ月行く前と比べたら、今の私のコミュニケーション能力はぐんと上がったと実感しています。
語学力も多少はアップしたけれど、それよりも、臆することなくコミュニケーションを取ろうとする姿勢が身についたことが大きな変化だと思っています。
だとしたら、英語をもっと堪能に話せたら、もっとお互いを理解しあえるんじゃないか。
そこで中国語を学ぼうとした時期もありましたが、
ゼロベースの中国語よりも中学時代から少しは慣れ親しんできた英語の方が上達が早いし、
なんだかんだ共通言語としては英語の方がいいのではないかと思っている今日この頃。
お菓子を作りながら一人でボソボソと英語をつぶやいています。
2019年、激動の1年でした。
でも大きな壁は乗り越えたと思っています。
もう大丈夫、あとは淡々と進むのみ。
素敵な四十路を迎えられるよう、38歳になる1年も充実させたいと思っています。
お菓子屋の枠にとらわれるな、私!!!