【カナダその49 仲間は財産】

今日はカナダ旅の続き。
上の写真は合計7回目、最後の本番直前の私をスタッフが撮ってくれた写真。
自分で見ても、ナチュラルないい顔をしているなと。

母に勧められて持って行った浴衣は何回もお洗濯するほど大活躍しました。
それを着るのももう最後だなと思うと、少し寂しく思ったのを今でも覚えています。

本番はトラブルもなく無事に終わり、そこからは思い出作りの写真を撮りまくるの巻。

まず1枚目。

写真を撮られるのを恥ずかしがるエミリーに内緒で、こそっと撮ろうとしたらバレるの巻。
パティシエのエミリー、そして一緒の家で生活したアリス、
トラブル続きで大変な時も彼女たちの臨機応変な対応があったからこそ私のデモンストレーションを無事に終えることができました。

そして2枚目、

エミリー、そしてロビン。
ロビンは電気関係の設備を担ってくれた優しいお兄さん。
太極(太極拳)が出来て、運動神経抜群、力仕事はなんでも来い。
みんなからスーパーマンと呼ばれています。

私がバンクーバーに行って間もない頃、一緒に山に登ったり、家にお邪魔したりする中で彼は私にたくさん英語で話しかけてくれました。
私は英語を聞き取るのに必死な段階で、彼の冗談にうまく受け答えできなかったのが悔しくて悔しくて。
今度会った時には、スーパーマンに太極拳を教わりたいな。

そして3枚目。

クリスティ、ウォルター、アリス。
クリスティは私とは違う部門を担当としていたのであまり話すことはできなかったけれど、
いつも笑顔で落ち着いていて、頼りになる姉さん。
ウォルターは最初目を合わせてくれなくて、嫌われているのかと思っていたら、とてもシャイだということが判明。
愛知県にいたこともあるそうなので、今度会ったらその話をしてみようっと。

そして4枚目。

ジェニファー。
彼女は台湾の美術系の学校からインターンとして参加していた学生さん。
同じ家で1ヶ月以上暮らしていたのですが、
人懐っこくて、素直で、お米が大好きで、とても可愛い子。
英語は得意ではないので、グーグル先生にお世話になりながら話をしていたのですが、
とても慕ってくれて、姉妹のいない私は、
「妹がいたら、こんな感じなのかな。」
と思いました。
ちなみにこの彼女の髪は私がカットしました。
というのも、私はいつも自分で髪を切っているという話をしたら、
「私の前髪も切って!」
という話になり、前髪を切っていたら、
「後ろも切って!」
という流れになり、おかっぱ頭が出来上がりましたとさ。
仕事から早く帰ってきた彼女と近くのTSUTAYAみたいな本屋さんにお買い物に行ったのが懐かしいな。
次は台湾で、
「ゆいー」
という声を聞こうと思います。

そして5枚目。

ウェンディ、アンバー、レオ(ハオウェイ)親子。
ウェンディは私がバンクーバーに来て最初の10日間居候させてくれた女子。
とにかく明るくて、前向きで、遊びに貪欲で、キラキラしたお化粧品が大好き。
私より1回り下の同じ戌年生まれですが、とてもしっかりしています。
彼女とは近日中に再会の予定。
それまでに東京をよく調べておかないと!

アンバーはカナダの大学生で、ガリアーノ島に一緒に行った女子。
とても気がきく子で、いつも笑顔。
ガリアーノ島に行ったのは、バンクーバーについて2日目だったので、私はとても緊張していたのですが、
彼女が聞き取りやすいようにゆっくりとした英語で話しかけてくれたのを覚えています。
あー、可愛くて気がきくだなんて完璧な子だこと!

そしてレオは台湾在住の天才ピアニスト。
私の居候先に彼とお母さんが2泊ほどしたのがきっかけで仲良くなることができました。
最初は初めての日本人相手に少し緊張していたけれど、
朝にグァバをむいたり、ゆで卵を渡したり、お母さんと3人でマーケットを歩いたり、彼が大好きなお味噌汁を作ったりしたら、すぐに心を許してくれました。
ピアノの前では凛々しいけれど、その他ではクネクネっとした可愛い男の子。
私のイベント終了後にも駆けつけてくれました。

お母さんも認める、女性大好き男子ゆえ、
「ユーイー。」
と呼んでは英語と中国語を織り交ぜた会話をしてキャッキャと笑っていました。
気づいたら、私のiphoneには彼が自撮りした画像があったり、
最後、彼の方が1日早く帰国したのですが、空港からテレビ電話をかけてきてくれて、おばちゃんはとても嬉しかったぞ!
お母さんもとても明るく快活な方で、言葉の不自由さが気にならないほど親しみを持って話すことができました。
次回、台北へ行った時にはまた彼のピアノを聴きたいな。

そして6枚目。

エミリー、アイリス、セリーヌ。
セリーヌはバンクーバー会場で司会を務めてくれた女性。
日本にも長く住んでいたので、日本語がペラペラ。
そして旦那様も日本語がペラペラ以上にペラペラで、イベント当日に私を会場まで送迎してくれた心優しい方。
娘さんもお母さんと同じく綺麗な方だったなぁ。

そしてアイリス。
バンクーバーの母と私が慕っている女性です。

ガリアーノ島のツアーで会い、ものすごくテンションが高く、しゃべるのが早くて、
「勢いのある女性だなぁ。」
というのが最初の印象。
しかし数日話していたら、彼女の頭の回転の速さと、そのテンションの高さは周りを和ませるためなんだということがわかりました。
私を色んな場所に連れて行ってくれて、
色んな経験をさせてくれて、
変な人が寄ってきたら守ってくれて、
親族かと思うくらいに私のことを考えてくれました。

そんな彼女が最後の夜、私を和食屋さんへ連れて行ってくれました。

カマンベールチーズ揚げのブルーベリージャム添え。
メニューを見て気になってオーダーしたのですが、味は。。。
何事も経験だな、うん。
そしてこちら。

バンクーバーの定番、裏巻き寿司。
これは中に海老とアボカド、そして上にマグロの中落ちが乗せてあるもの。
日本伝統の巻き寿司とは違うけれど、これはこれで美味しい。

こんなご飯を食べながら、アイリスと話をしていたのですが、
ずっと泣きそうになるのを必死にこらえていました。
(アイリスは序盤で涙ポロリ。)
長いこと滞在したバンクーバーを離れる実感はないけれど、
この頃にはアイリスの顔を見るとホッとしている自分がいたのは事実。
感謝の気持ちがこみ上げてたまらない気持ちになっていたのでした。

そしてご飯を食べ終えてお別れの時、感謝のお手紙とお菓子を渡し、がっつり泣いてしまうの巻。
「ゆい、これは終わりじゃないから。この先長く続く関係のスタートだから。」
という彼女の言葉が心に強く刻まれました。

そして写真には載っていませんが、
トイ、彼はとても気さくなムードメーカーでいつも気さくに話しかけてくれました。
彼の一言で、いかに私の緊張がほぐれたか。
美大卒の彼のデザインはオリジナルで魅力的で、これからどんな道を進むのか、勝手に楽しみにしています。

そしてエディ、彼はトロントの大学に通う学生。
シャイだけど、中国語の会話を英語に同時通訳してくれたり、
私の英語をいつも褒めてくれたり、心優しい青年です。
セレモニーでの彼の司会はとても安定感がありました。
卒業したら、彼はどんな道を行くんだろう。

ここにあげたのは私がお世話になった人達のほんの一部。
たくさんの人に
「ゆいー。」
と呼ばれ、その度に嬉しい気持ちになりました。
団体行動は得意じゃなかったけれど、
それは自分が心を許していなかったからなのかもね。

そんなことに気づいた34歳の夏でした。