写真はジャガイモクッキー。
蒸したじゃがいもをたっぷり練り込んでいます。
これを考えるきっかけになったのは、
「ナッツアレルギーの子供も安心して食べられるお菓子があったらいいな」
という友人の一言でした。
乳製品や卵を使ったお菓子ならまだしも、
それらを使わないお菓子は
固くならないように油を多く使ったものがほとんど。
だからベジ系お菓子において、
ナッツパウダーは重要な役割を果たす材料。
でも個人のお菓子屋だからこそ、そういう声に応えるべきだなと、
何ヶ月か考えていました。
目指すところは
「油脂の力に頼らず、いかに食感を軽くするか」
ベーキングパウダーをたくさん入れたら簡単に解決出来るのだけど、
その使用量は出来るだけ抑えたい。
経験的に、
芋類は配分をうまくすれば、
ふっくらさせられることを知っているので、
かたっぱしから試してみました。
その中でたどりついたのがメークイン。
男爵よりメークインの方がでんぷん質が少ないからか、
1番うまくいきました。
ビジュアルこそ地味だけど、
私らしいお菓子の出来上がりだい!