【分け合う姿勢】

今日は台湾での話をば。
台湾で何をやってきたのかはまた別に書くとして、
今日は台湾へ行った11月のある日のこと。
とにかく怒涛の秋を前夜まで過ごしていたので、最低限の荷物だけ持って出発。
パスポート、スマホ、カードさえあればなんとかなる!
毎度無理予定を確保していくので、ゲッソリ出発なのは毎度のことです。


そして桃園空港について、観光客キャンペーンの抽選をしたらサクッとイージーカード(Suicaみたいな交通系ICカード)が当選。
よくわからないままとりあえず向かった宿が空いててグレードアップされていてお部屋にシャワーもトイレもあり、
荷物を置いて近くの按摩にかけこんだら頭痛がなくなり(私は身体が丈夫な方ではない)、
晩御飯を調達して宿へ戻りました。


そこで気づいた。
このイージーカード、5000元と書いてある。
5000元って2万円以上じゃん!
2024年分の運も使い果たしたなと思ったわけですが、同時にどうしたらこれを有効活用できるか考えようと。


電車やバスは1日60元くらいしか使いません。
私は日常的にコンビニを利用する習慣もありません。
友人に話したら
「化粧品とか高いものを買ったら?」
と言われましたが、たまたま当たったものを独り占めしようなんて心が狭いし、
物を買って得られる幸福感なんてたかが知れてる。
そこで
「お世話になっている周りの人に使おう」
と決めました。

トークイベントでお客さんに出すドリンク用の豆乳を買ったり、
会場で食べた晩御飯代をまとめて払ったり、
コンビニで友人の分を支払ったり、
友人が傘を買う時に支払ったり、
友人やお客さん達へのお土産をかいました。
渉に話したら
「自分にも他人と同じように使いなよ」
と言われて、必要だったスマホのヒモを買いました。
想像以上に便利だわ、これ。
そしてお客さんへの落花生のお菓子のお土産も買いました。
全員に渡せなかったことが悔やまれますな。

最近すごく感じているのですが、分け合おうとする姿勢って大切だなと。
モノや情報だけじゃなくて、誰かが苦手な事を代わりに得意な人がやろうと手を挙げるとか。
分けてもらった側はもちろん嬉しいのですが、分けた側の喜びってもっと大きい。
相手がちょっとでも笑顔になってくれたら
「少しだとしても役に立てたかも」
と嬉しくなる。
両者が喜びを得られているんだから、最高な循環じゃないかと思うわけです。
誰しも経験したことはあると思うのですが、
日々のこと、生活のことなどに追われていると忘れてしまうものよね。


そのためには自分のスキルや人間力を高める必要が出てくるわけで、
誰かに何かを分けたいなら鍛錬を避けては通れません。
特に私はとても偏りのある人なので、分けてもらうことが多いと感じています。
だからこそ、自分が誰かに何かを分けられる時には喜びも人一倍です。

分けてもらったときには
自分の至らなさを責めるんじゃなくて、
「ありがとう」
と素直に受け取る。
分けたときには
「役に立てたかも」
と喜ぶ。
分け合う姿勢、これからの人生で忘れずにいたいなと思っています。