年末年始、友人と会い、2年ぶりに少し年末っぽい過ごし方をしました。
お店や出店先に来てくれたり、手伝ってくれている友人なので、久しぶりという感覚はないけれど。
仕事の時の私は無意識に ” 仕事の顔 “になっているので、素で会うのは久しぶりでした。
私の友達は旧友と、ここ10年で知り合った友と半々です。
後者は色んな立場、職種の人がいますが、
昔からの友人はほぼ全員、一般的に堅実な会社に勤めています。
彼らの話を聞いていると、
やはり私は自営業が合っているなと改めて思いました。
やりたい事がある程度の規模(予算的にも)の場合、個人より企業の中にいた方が動かせるお金が多いからいい。
なんだかんだ言っても企業の中で耐え得るのであれば、企業の中にいた方が安定的な収入があるからいい。
私はそう思っています。
しかし私は変な正義感みたいなものが強くて即日解雇されたこともあるので、企業の中にいたくてもいられないタイプであることも自覚しています。
加えて今となっては、お菓子を作って、少し規模が大きなことをしたい時は人を巻き込んで(台湾での活動はまさにこれ)楽しめるタイプだということも経験的にわかりました。
そうなると、結果的に自営業が合っているなと。
すごい個人的な事を言うと、つくりてと似たモデルケースがない事が寂しくもあります。
1人製造で、2店舗と通販やりながら、地方催事に参加して、デパートでポップアップ出店してるお店、他に知らないもの。
決して誰かと苦楽を共感したいわけではないのですが、道なき道を行くには我ながら尋常じゃないエネルギーが必要で、この先進むにつれてそのエネルギー消費がさらに激しくなっていくことは確実。
だからこそ開拓していく楽しさはあるのですが、やっぱりどこか心細いところがある。
そんな時には、無意識に信頼する友人や先輩に
「私、人として、ビジネスとして、間違った方向に進んでないだろうか」
と確認しています。
そして彼らに
「大丈夫」
と言ってもらえたら、安心して前へ進む気持ちになります。
そういう相談ができる人たちがいてくれるありがたさたるや。
年末年始にあった仲間にも、そんな事話してたな。
持つべきものは仲間。
そしてどうしたらその仲間に恩返しができるだろうか。
それは一生の課題だなと思うと、ちょっとじんわり心が温かくなった年始のお話。