トルコの田舎町で買ってきたこのお鍋には、
いつもお菓子が入れられています。
クッキー、スコーン、パンなど種類はまちまち。
なぜかって、
お菓子の賞味期限を決めるために
お菓子の保管場所として使っているからです。
「常温」の中で上限値の25℃に近い場所に放置して、
1週間後、2週間後、3週間後、4週間後と味見しています。
ぼんやりしてるとネバーッてしたパウンドを口に入れちゃう事もあるけど、
私のお腹は丈夫らしく平気。
動物性素材が入ってないからかな。
身体を張って、品質管理は徹底すべし。
ちょっと話は変わり、
オリンピックの開催地について。
早起きな私はいつも通り起床してくれ発表を見守りました。
そして発表されて、うーん・・・と。
トルコにはギリシャから仕事を求めて移動してきた人や
シリアから逃れてきた人がたくさんいます。
一国の問題ではなくて、周辺諸国、そして世界の問題。
スラム街を車で通った時には、
仕事とは言えないような事をして
日々のお金を得ている人達もたくさん目にしました。
実際にトルコに行って、
現地の人達と話をして、
日本がいかに成熟していて、
国民の平均的な生活水準が高いかを感じました。
「お父さんのお小遣いが減った」
なんて話とは重大さが全然違うよね。
2月にイスタンブールに行った時、
オリンピックを意識して建てられた
西洋スタイルの公衆トイレが建てられているところに遭遇し、
近くにいた青年が
「これは政府が建ててるんだよ」
と誇らしげに話し掛けてきたのを思い出したり。
こんな事を相棒に話したら、
「日本が安定していないと、発展途上国への支援も出来ないから、
こういうのは巡り巡ってるんだよ」
と。
確かにそうなんだけどねぇ。
東京開催に決まったからには、
都知事には精一杯尽力してもらいたい。
東京だけが潤うようなやり方じゃなくて、
原発の被災地が潤うのはもちろん、
潤った分を日本だけじゃなく、
諸外国の支援や技術輸出に使えるような仕組みを作ってほしい。
そうじゃないと、
東京で開催する意味は半減だとすら思います。
ちなみにトルコも日本と同じ地震大国。
日本ではあまり大きく報道されてないけど、
日本の救援部隊は世界で一番乗りで現地入りしている。
トルコが親日なのは、
そういう繋がりもあるんだろう。
と、こんな事を考えていたら、
「私個人で出来る事ってなんだろう」
なんて頭がグルグルしてきました。
日本人には馴染みのないお菓子を作って、
それを手に取った人がその国に少しでも興味を持ってくれたら、
少しは何か貢献できるのかしら。
私は東北大震災の被災地にも足を運んでいないし、
なんていうか、
もっとちゃんとしないとね。