これは
今回泊めていただいた家の屋上から下をむいて撮った写真。
お隣さんの玄関先が映っています。
典型的なベトナムの家は
間口が狭くて、階層が高い。
4、5階建てなんて当たり前。
そして玄関の前に前庭があります。
その前庭と道路の間には
高い網格子が立っています。
これを見ると、
ものすごく治安が悪そうなイメージをするかもしれませんが、
決してそんな事はありません。
ただ、物売りが家に入って来たりするから、
きちんと網格子をつけるのが一般的らしい。
実際、道を歩いているとジロジロ見られるものの、
近寄ってくる人もいないし、
夜歩いていても平気だし、
治安が悪い印象はありません。
中心地だとスリやひったくりが多いらしいけど、
それはどの国でも同じだ事。
そしてベトナムならではといえば、
これ。
バイクの群れ。
電車などの交通機関があまりないため、
市民の移動手段としてバイクが一般的。
この写真はタクシーの車内から撮ったもの。
ギリギリを攻め入ってくるバイクの姿が右手前にある様に、
みなさんスレスレな運転をしています。
しかも家族3人で乗っていたり、
これでもかってくらい荷物を積んでいたり。
3車線同士の信号のない交差点なんて
「これ、絶対無理でしょ」
なんて思うわけですが、
ベトナム人はうまーく交差してきます。
阿吽の呼吸ってやつかしら。
至る所でクラクションが鳴らされているのはもちろんですが、
なんとなく彼らのクラクションって
「邪魔だー!」
っていうより
「僕、君の後ろに控えてるよ。」
っていう存在のアピールに近い印象。
イラっとした顔をしてるわけでもなく、
グイグイ追い越そうとするわけでもない。
細い道を歩く時には注意が必要ですが、
後ろからファーっとクラクションを鳴らされても
なんだか憎めないんだな。
ちなみにベトナムでタクシーに乗る時には
VinasunかMai Linhを選んで乗れば、
面倒な目に合う事はないらしい。
実際、今回その2社のタクシーは何の問題もなく利用できた。
ただ、空港から移動する時に違うタクシーに乗った時には
相場より高い金額を提示しているのに、
「この有料道路の通行料を出して」
とドライバーがしつこくせがんでいました。
この時は今回お世話になった家の方が一緒だったので、
問題はなかったけどね。
通行料を払うすぐ手前までせがみ続けたドライバーに対し、
最期は日本語でガーッと言って、
運転手はシュンとしながら払っていたとさ。
ここらへんがトルコとは大きく違う。
トルコでこっちが日本語でガーッと言ったら、
向こうはトルコ語でガーッとくると思う。
ベトナム人は日本人みたいに
キレたらすごいパワーを発揮する人が多そうだな。