【No.1】

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鬼子母神手作り市があった翌早朝、
なぜか両腿がひどい筋肉痛で
「うぅ」
とゴミ捨てへ行くと、
冷たくて湿気のある風が
ファーっとふいていました。
山に来たかの様な錯覚に陥るの巻。
お手軽な私です。
それからお仕事をしてお昼前に向かったのは横浜。
ブログを通じて知り合ったnantenさんが
1日だけお菓子の対面販売をされるという事で、
「仕事で徹夜してでも行きたい」
と行ってまいりました。
鬼子母神手作り市に来て下さった時にも思ったのですが、
すごく可愛らしいご夫婦。
旦那さまが作った革工芸やエプロンも、奥さまが作るお菓子も
本当に可愛らしすぎる!
写真のリスが背負っている革のカバン、
なんと旦那様の手作り。
真緑のカバンを下げた私は
「これが私に欠けている『女子力』か。」
と身にしみる思いです。
今回出されていたのは
玄米粉を使ったクッキー、
ごぼうとキャロブのクッキー、
くるみとレーズンバー
おからとしょうがのクッキー
有機シナモンロール
栗とキャロブのパウンド、
さつまいもとりんごのパウンド、
かぼちゃ餡が詰まったクッキー、
バナナのパウンド
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「これブログで見たよ!」
などと大人気なくはしゃいでしまいました。
そして早く食べたい気持ちをグッとこらえて帰宅し、
いざ実食。
どれも優しい味で、
お世辞抜きに
今年食べた数々のお菓子の中でNo.1。
一つの素材が主張しすぎず、
さりげなく主張しあって、
完成されたお菓子。
特に気に入ったのはゴボウのクッキー。
私が作るゴボウクッキーより、
香りが豊かで美味しかったなぁ。
以前食べた某有名マクロビ店の玄米粉クッキーがイマイチだったので、
それ以来玄米粉から遠ざかっていたのですが、
nantenさんのは美味しい!
前から思っていた
「玄米粉、はったい粉、キャロブにチャレンジしたい。」
って気持ちがフツフツと湧いて来ました。
お二人としばしお話をさせていただいたのですが、
本当にあのご夫婦、
「いいなぁ。」
と思わせる何かを持っています。
感覚的に判断行動する私は、
初めてお会いした時に
「むむっ!」
と来たのだけど、
やっぱりその感覚は間違ってなかったんだと。
「これ、あそこの型でしょ」
みたいなマニアックなお話の中で
「我が夫婦と似てるなぁ」
なんて勝手に思ったりもしました。
私達には可愛らしさの欠片もないけど、
考え方とか、状況とか。
これから仲良くさせていただきたいなぁと思うご夫婦です。
最近の私は何かに追われて、
身が入らないというか、
思考回路がどん詰まりというか、
頭がボンヤリ。
でも輝いているお二人にお会いして、
美味しいお菓子を食べて、
頭がシャキッとしたぞ。
「忙しいのにありがとう」
と言ってくれたけど、
むしろ私が
「ありがとう」
の気持ちでいっぱいです。
私も食べた人が元気になれるようなお菓子を作れるように、
精進せねば。
このブログ記事を帰りの電車で書きながら、
「シャー!」
と気合いをいれ直し、
お仕事に向かったのでした。