【チーズおかき】

PICT3941.jpg
6月頭の薄曇りの日、
祖母のお葬式を行いました。
祖父の意向で
11名のみ参列の家族葬。
朝、葬儀社の方がいらっしゃり、
おばあちゃんが棺桶の中に入りました。
すると祖父が
「記念写真を撮ろう」
と言い出し、
棺桶の後ろに親戚で並んで記念写真を撮りました。
普通は考えられない光景だと思いますが、
喪主の祖父が撮りたいというのだからと
迷いなく撮ったのでした。
それから会場へ行き、
セッティングが終わると
「祭壇の写真を撮って」
と祖父。
私が撮っていると
「こっちの方から撮って」
と細かいアングル指示が飛んできました。
こんなおじいちゃんを見て、
きっとこの「独自なスタンス」は
母や私にも受け継がれているんだろうなと
感じたのでした。
写真は待ち時間に食べたチーズおかき。
私の中では、
 チーズおかき=小さな頃、祖母のところへ行くと食べられた豪華なお菓子
とインプットされています。
あれから20年近くたっても変わらない味に
「そうだ、これこれ。」
と懐かしくなり2つも食べてしまいました。
それから親戚のお坊さんにお経をあげてもらい、
焼き場へ。
それまでは現実感がなかった私ですが、
祖母の棺桶が炉に入れられる時、
「行ってしまうんだ」
と一気にいろんな感情がこみ上げてきました。
棺桶には参列者が書いたメッセージカードを入れました。
祖父は
「ママにはとてもお世話になりました。
 あと数年後には僕もそちらへ行くので、
 また仲良くしましょう。」
と書いていました。
最後まで祖父に愛されていた祖母は幸せ者だし、
そこまで好きな人と暮らせた祖父も幸せものだなと。
たまに悲しそうな顔をする祖父ですが、
周りが思ったよりも元気そうにマイペースに過ごしているのは、
あの世でまたおばあちゃんと会えると思っているからかなと
思いました。
祖父は88歳。
兄弟はみな90歳以上生きたという長寿の家系です。
今のところ、
若い頃の事故で耳が遠くなった事以外は
病気などを全くせずに元気に過ごしています。
これからまたちょくちょく、
祖父に会いに行こうと思います。

スポンサーリンク
スポンサーリンク