27歳、第2次結婚ラッシュが私を取り巻いている。
今日は中高時代の友人の結婚式。
ホテルオークラ東京での結婚式に参加するのは初めてです。
お食事もおいしく、量も適量。
高校卒業以来に会う友人もいたりして、みんなそれぞれに活躍している様子でした。
あの中高の卒業生は結婚時期が早いが、専業主婦になる人が少ない。
なんでだろう。
とそれはさておき、花嫁さんはとっても幸せそうでした。
旦那さんも優しそうで、しっかりした人。
こっちまで幸せになりました。
花嫁さんからご両親への手紙の中で
「去年お父さんがくも膜下出血で倒れた時は本当に心配だったけど、元気になってくれてありがとう」
という一文がありました。
それを聞いたお父さんがうつむいていたのが印象的。
娘に対しての感謝の気持ちとか、
心配をかけてしまった事に対する申し訳ない気持ちとか、
複雑な思いを感じました。
また
「お父さんが倒れたときのお母さんを見て、とても芯の強い人だと思った。」
という一文もありました。
お互いを思いやって、尊敬できる両親がいて、すばらしい家族。
しかし、それから花束贈呈があり、新郎の父からのご挨拶があり、今から退場というところで事件がおこった。
新婦のお父さんが意識を失って倒れた。
一瞬、目の前でおこった事が理解できなかった。
耳から出血があった。
隣にいた15年以上の付き合いの友達がお父さんに駆け寄った。
友達は頼りないキャラだけど、今は女医。
お父さんはすぐに意識を取り戻した。
私たちはその現場のすぐ近くの席にいたのだが、
「申し訳ない。」
というお父さんの言葉が聞こえてきた。
それから救急車で運ばれていった。
女医の友達曰く、
会場の室温が高かった事、
ライトを浴び続けていた事、
緊張や興奮で血圧があがった可能性がある事、
が原因だろうと。
お父さんが倒れたとき、お母さんは気丈に振る舞っていた。
人間として大きな人だと思った。
そして来賓退場のとき、
「今日は来てくれてありがとう」
と言ってくれた新婦を見て、彼女もお母さんに似て、強い人だと思った。
私だったら、父親が倒れて運ばれていったら正気ではいられないと思う。
しかし結婚式を最後まで無事終わらせる事がお父さんの本望である事は確か。
そして新婦を気遣っていた新郎もすばらしい人だと思った。
すばらしい家族だと思う。
まだ私たちのもとに進捗状況は伝わってきていない。
友人の冷静な対応、
新婦のお父様の事、
新婦のすばらしい家族関係、
新郎の新婦に対する気持ち。
家に帰って相棒に話していたら涙してしまった。