【開き直りと自信は表裏一体】

写真は毎年3月恒例の桜餅スコーン。
小豆あんと桜の花びらを練り込んだスコーン生地に葉っぱの形のクッキーをトッピングしています。
私はこれを作る時期になると、そろそろ春がやって来るんだと季節の移り変わりを感じます。

そういえば先日、衣替えをしていたら
「着られるお洋服がない!」
と気づきました。
正確に言うと、お洋服はあるけど今の私に合うお洋服がないのです。
近年体重が増えてきたせいもありますが、
今まで着てきたお洋服が
「37歳でこの丈はないでしょう。」
「37歳でこのシルエットはないでしょう。」
みたいなものばかり。
昨年は春がなくて、そんなことを感じる間もなく一気に夏になった分、
今年はしっかりその違和感を感じています。

私はもともと気に入ったものを長く着るタイプで流行は気にならないため、
母や祖母や祖母が着ていたお洋服で気に入ったものや自分で作ったお洋服を着ることがほとんど。
今回、膝が見えるスカートや、ピチピチで履く様なほっそいパンツ、若人用のワンピースは一気に処分しました。
そして母に
「着てないロングスカートない?」
と出してもらった中から良さそうなものをもらい(選んだのは偶然だけど全て母お手製のスカート。母は物が減ったと喜ぶ)、
これから10年くらいの春〜初夏の洋服が揃いましたとさ。

実を言うと私、3年前にカナダに2か月滞在して帰ってきた時から、お洋服を含む見た目にかける情熱みたいなものが抜け落ちて、動きやすいゆるめのシルエットのお洋服ばかりを着ていました。
カナダにいた時はよく食べて(みんなが美味しいものを食べさせてくれたから)体重が増えたせいもあるし、
” オールウェイズ伸縮性のあるカジュアルな服装のカナダ人 “
に感化されたのも一因。
そのおかげで私の几帳面さが少し和らいだといういい一面もあるのですが、
3月からはもう少ししっかりしようと決心しました。
“しっかり”の具体策は
運動とストレッチを念入りにして、
食事を糖質オフにして(お菓子屋なので無理のない範囲で)、
体重も少し減らして、
体のラインが少し出るお洋服を着る。
その方が自分自身が心地よい状態を保てるし、自信がつくから。

20代はガリガリだった私も、30代後半となりいい感じに中年太りの波にもまれています。
腰についたお肉がつまめる日が来るとはね。
ランニングの時は体が重くてしんどいし、このままのペースで体重が増えていったらまずいと危機感もありますが、
あの頃の私より今の方が自分を好きなのは間違いない。
開き直りと自信は表裏一体。
そんなことを感じています。