写真はあんこスコーン(トッピングが胡麻ver.)
ココナッツをトッピングする予定が、間違えて胡麻を振ってしまった失敗品。
今日は催事のお話。
11月7日に2022年最後の催事パンタスティック!!が終わりました。
いまだコロナ禍ではあるものの、今年はだいぶ通常に近い感じに戻ったなという印象です。
同じ場所での催事に出続けて、前回より売上が下がるとファンが付いてない証拠なので、少しづつでも売上が伸びている事がとても嬉しい。
もちろん主催運営の皆さんとお客さんのおかげに他ならないのですが、軸がブレてないのかなと自信に繋がるし、
「多店舗が集う催事において、喜ばれるもの」
が少しだけわかってきたのかもと思えた6年目。
もちろん驕れるレベルにはないので、守りに入らず、来年も攻めの姿勢で行こうと思います。
と書くと、まるで成功を重ねてるように見えるかもしれないけれど、今秋初めて出したお菓子、大コケしたからね。
お店ではリピート率の高いお菓子だけど、キャッチーじゃないし、美味しさを噛み締める系だし、やっぱりあの催事に来られる方の目的とは少し違って、見た目もパッとしないねと確認。主催運営さん達、ごめんねごめんねー。
どうやら私はミスをしないような人に見えるようですが、なんだかんだ、店頭でも催事でも失敗が多いタイプです。
ポップアップでデパートに出る時にそれは顕著で、仲間が助けてくれるからなんとかなっています。
そしてFacebookが
「何年前のあなたの投稿はこちら」
みたいにお知らせしてくれるものを見ると、
「よくこれでイケると思ったよな、私」
「おいおい、アグレッシブすぎだろうよ」
と小っ恥ずかしくなるものが多いのなんのって。
でも頭で考えてるだけじゃわからないし、できる限り現場に行ってお客さんの動きを見て、主催運営スタッフさんに話を聞いて、手数を多く試す事は絶対に無駄にはならない。
もちろん、前と同じ様な手法を数打っても無駄打ちなので、過去に固執しないで、失敗を恐れず、新しい切り口で手数を増やしていくことが大切だと思っています。
そして、催事においては陳列棚の一角を割いてもらっているからには、お客さんに喜んでもらえる物を製造して、結果的に催事の売上に貢献できるよう尽力する姿勢がマストだと思っています。
置いてもらえることは当然じゃない。
多店舗が参加する催事は場所による売れ行きの差はあるんだけど、主催運営側が
「この商品を推したい」
と思えるような商品力と私の人間力を付けることに尽力するのみ。
そもそも悪い立地だとしても、そのブランドに魅力があれば人は集まるからね。
TSUCURITE を育てるとはこういうことぞ。
例えばダンサーがステージを与えられて自由演技をしなさいと言われてるのと同じ。
そこにおられるお客さんに喜んでもらえるかはダンサー次第で、「ステージが小さい」とか「場所が駅から遠い」とか、ぜーんぜん言い訳にならない。
それに「会場側の集客が悪い」もお門違いで、自分が集客できるだけの魅力を付けるだけのこと。私も誰かのせいにしたくなる時はあるけど、TSUCURITE 成長のチャンスと捉えて、自分が変わるしかないぞと言い聞かせています。
と、催事は参加回数を重ねて少しづつ安定してきたと言えど、私は自分の感覚の一般性の低さ(好みがニッチ)、そしてムラを知っているのである。
もっと喜んでもらうにはどんな物を作ったらいいだろう、の模索はこれからもずっと続けていきます。
しつこいからね、私。
絶対安定はないから、変わり続けていくことを楽しんでいきたいと思っています。