【カナダその33 複雑な感情がこみ上げる 】

今日はカナダ旅の続き。
そもそも私はTaiwan fest で” 自然を表現するお菓子 ”のデモンストレーションをするためにカナダへ行きました。
このざっくりとした内容しか決まらないままカナダへ行き、スタッフ達と打ち合わせを重ねて、徐々に内容が決まって行きました。
ちなみに打ち合わせは直接話すこともあれば、LINEやMessengerなどを通して進めていきました。
最初は返信するのに手こずりましたが、そのうち慣れ、そしてお互い言いたいことを汲み取れる間柄になり、日本語よりは遠回りでもコミュニケーションをとることが容易になっていきました。

準備をするペースや内容は日本に比べて大雑把かつギリギリなので最初は
「明後日までに原稿を用意するなんて無理だ。。。どうしよう(涙)」
とハラハラドキドキ、毎日が綱渡りのように感じていましたが、そのうち
「オッケー。今できる最善を尽くせばいいのね。どうにかなるなる♪」
と思えるようになるんだから、人間の適応力って凄いなと思うわけです。
(本番で使うスライドは、東京にいるogumagaさんにお願いしました。
オグー、急な依頼なのに快く対応してくれてありがとう!)

必要なものの手配や人員の確保、私の方で準備すべきもの、時間配分、全体の組み立てなどが決まったのは本番の数日前。
それと同時にスタッフ達はトロントへ前のり。
それまでの準備でヘロヘロになりながらも、いつも笑顔を絶やさず全力を尽くしていた彼女達に何かできることはないかと思い、作ったのがこれ。

マフィン。

マンゴー&ベリーの甘いものと、人参&豆&キヌアのカレー味のものの2種をジップロックに入れて、早朝便に乗る彼らに託しました。
紙に書いてある「辛苦了(シンクーラ)」は「お疲れ様」の意味です。

後で聞いたら、
「カレー味のものは台湾の朝食で食べる蒸しパンにそっくり!」
だそうな。

こうして私は図らずもバンクーバーで数日間一人暮らしをすることになりました。
それまで4人暮らしでワイワイやっていたこともあり、話し相手がいないことがちょっぴり寂しい。
というわけで、Netfrixで見つけた”テラスハウス”を流しながら、本番で話す原稿作りに勤しむの巻。
しかし久しぶりの日本語オンパレードを耳にして
「2週間後には帰国かぁ。」
と寂しさがさらに増してしまい逆効果でした。

家族や猫たち、友人たちの事はとても恋しい。
いつものマーケット出店だって楽しみ。
でも1ヶ月以上、一緒に過ごしてきた彼らとの生活が終わってしまうのはとても寂しい。
インターンやこのイベントだけ参加するスタッフも多いので、また同じメンバーが揃うのは二度とないから。

そんな思いを抱えながら、バンクーバーでの一人暮らしを過ごしたのでした。