カナダ旅の続き。
ファーマーズマーケットに通ったり、美味しいもの食べたり、ジョギングしたり、
そんな様子ばかりあげていると自分でもわからなくなってしまうのですが、
” イベントでデモンストレーションをするため “にカナダへ呼んでもらったのでした。
というわけで、今日はそんな試作の一部をご紹介。
1枚目の写真はスパゲッティスクワッシュ。
日本では”そうめんかぼちゃ”と呼ばれているお野菜です。
半分に割ると、こんな感じ。
きゅうりみたいな断面。
そしてこれを蒸して、中身を皮からはがすとこんな感じ。
自然と線状に分かれます。
シャキシャキとした食感が美味しいかぼちゃで、強い味の特徴はありません。
それを使った試作が2品。
まずは一つ目。
ビーツを蒸して練り込んだクッキー生地の上に、ディル、塩とメープルシロップを和えたそうめんかぼちゃ、そして日本から持って行ったうぐいす豆を乗せた前菜みたいなおやつ。
ちなみに、うぐいす豆は1kg煮て持って行きました。
現地の食材、台湾の食材、そして日本の食材を使ったメニューを作ることは決まっていたので、
自分が使いたい日本食材で、カナダで手に入らなそうなものや自家製のものはごっそり持って行ったのでした。
食材だけで10kg越えの理由はここにあります。
試作2つ目がこちら。
竹炭を練り込んだクッキーの上に、塩とごま油をまぶしたそうめんかぼちゃ、ブルーベリーの軽いコンポートをのせて、青のりをふりかけたおやつ。
そしてマンゴーを使った試作がこちら。
2つ目と同じ竹炭を練り込んだクッキーの下にマンゴーのピューレを敷き、七味唐辛子をふりかけたもの。
マンゴーの濃厚な甘さと唐辛子のピリッとした味は相性がいいとわかりました。
そして4つ目。
蒸したビーツとココアを使ったクッキー。
てっぺんに乗せたアラザンはもちろん日本から持参したものです。
南国のちょっと毒々しい色合いが気に入ったものの、完全にコンセプト無視&お遊びのクッキー。
ビーツの色がとても綺麗で、焼きたくなってしまったというお菓子屋のサガ。
そして、マッシュルームを使ったこちら。
ココア味噌生地の上に、塩を振って水を出したマッシュルームを乗せて焼いたクッキー。
苔にもしたうぐいす豆を飾り付けています。
これはカナダへ行く前から作ろうと思っていたレシピ。
1回目は生のマッシュルームをそのまま使ったら水分が多すぎたので、
塩をまぶして水を少し抜いてから生地の上に乗せて焼いたら成功しました。
5品紹介しましたが、これは氷山の一角。
8月終わりの本番に向けて、毎日少なくとも1つは試作を繰り返していた8月。
カナダには未知の食材がたくさんあって楽しく試作を繰り返しましたが、
自分で掲げた”自然を表現したお菓子”というコンセプトを表現するのがとても難しく難航。
今振り返って思うのは、
”自分の限界のちょっと上を目指すことの大切さ”
遠すぎず、近すぎず、ちょっと背伸びしたあたりに目標を設定すると楽しく成長できる気がします。
ちなみに今、次に東京へ行くまでに達成したい目標は
“腹筋を4つに割ること”
です!
6つは遠すぎるので、4つ。
私は何でもかんでも自分で目標を設定してクリアしていくのが好きらしいね。