【お菓子作りのワクワクを取り戻す】

写真は相棒が仕事関係の方から頂いたバレンタインのお返し用にと作ったビスキュイ。
常滑の家で作っているので、もちろん売り物ではありません。

差し上げる方がお菓子関連のお仕事の方なので、どうせならときゅうりや味噌、台湾産のねぎ油などを使った、少し変わったラインナップにしました。
とても喜んでもらえたと聞けて、ほっと一息。

開業してから、あと少しで6年。
常滑に来てから、家のおやつや人へ差し上げる手作りお菓子は作っていますが、こんなに長い期間にわたって商品としてと「菓子製造」から離れたのは初めてです。
どんな気持ちになるのか自分でも想像できずにいましたが、結果的には
お菓子作り(お料理も)の意識が少し変わった気がしています。

いつの間にか「お菓子=商材」「お料理=仕事の一部」みたいな感覚になっていて、ワクワク感が薄れていたなと。
レシピを作る上でお客さんの反応をきにすることは大切ですが、気にしすぎて少し方向性が見えなくなっていたのかも。
以前、この記事で感じたことは、これが原因だったのかなと思うわけです。

というわけで、ワクワクした結果がこちら。

八朔とオリーブオイルのビスキュイ。
オリーブオイルと塩のドレッシングで食べる八朔のサラダが美味しかったので、
ビスキュイの油分をオリーブオイルに置き換えて、八朔を乗せて焼いてみました。

温かい状態で食べると甘いとろーりチョコと酸っぱい八朔がベストマッチ!

そしてこんなものも作ってみました。

いちごとバルサミコ酢のしっとりマフィン。
使用する水分をバルサミコ酢に置き換えて、軽く潰したいちごを乗せて焼きます。
生地の主成分おからにバルサミコ酢のコク、上に載せたいちごの爽やかな酸味がプラスされて美味。

一瞬でも立ち止まることで見えてくるものがあるんだと痛感している今日この頃です。