クリスマスギフトにも使っているピスタチオ。
私が使っているのはトルコ産のものです。
まずはローストしてからお菓子作りに使うわけですが、
ローストしたてを食べてみたら、
薄皮が香ばしくて美味しい。
ピスタチオの緑色は隠れてしまうけど、
今回は味重視で薄皮付きのまま使っています。
ここからは余談。
夜な夜なローストしながら、考えていた事について。
11月上旬ころ、
「今年は卸しも1軒だし、クリスマスはほどよい忙しさだろう。」
と思っていました。
しかし11月下旬にはすっかり戦闘モード。
両腕のひじから手首にかけて痛い日々。
ただ昨年と明らかに違うのは、
私の気持ち。
昨年までは常に
「数を作らねばー!」
と『数量』に捕われすぎて、
何かを考える余裕がありませんでした。
当時はそんな事に疑問すらなかったけど、
今年
「こうした方が美味しそうに見えるかな。」
「フィリングはこう配置した方が、食べる楽しみがあるかな。」
等と考えながら作業できている自分に気づきました。
集中して、お菓子の事だけを考えて作業できているのが
とても心地よいと感じています。
昨年は
シュトーレンを作ろうだなんて思えなかったしな。
これが、
昨年より製造量が少し減ったのに、
師走が師走のままの理由。
自分の手で限界まで数を多く作って、
卸しもジャンジャンやって、
より多くの人に食べてもらう事にもやりがいはあります。
でも今の方が、
私自身がお菓子の事をもっと考えて楽しめているのは事実。
いい塩梅を探っていこうと思った、
夜でしたとさ。