鬼子母神手創り市の
「春と、桜と。」
の企画に合わせて作ったレシピ、その2。
グリンピースと桜のパウンドケーキです。
旬が始まったグリンピースは
塩ゆでしたものなら青臭さもないし、
パウンド生地に練り込むと色がとても鮮やか。
下層の生地には
塩漬けの桜をそのまま練り込んで、
甘しょっぱい味わいにしました。
想像していたより爽やかな味に仕上がって、
なぜかウキウキしてしまいましたとさ。
手創り市ではもちろん、
3月の通販のラインナップにも入れています。
このお菓子を作りながら思った事。
「仕事でストレスフルになるのは、本末転倒だな」
と。
仕事をするために生きてるわけじゃないし、
生きるために仕事をする、というのもピンときません。
お金がなかったら、暮らしていけないわけだけど、
そのためだけに仕事をするのは、
自分の人生の貴重な時間をムダにしているなと。
好きな事を仕事にしている私ですら、
「もうダメだー!」
と息がつまってしまう事があるのだから、
好きじゃない事を仕事にしている人は
もっともっと辛いはず。
私が辛くなる時は
視野が狭くなっている傾向にある様子。
だから意識的に
全然違う分野の人と話をしたり、
お菓子やお料理とは全然違う事をしたりして、
そういう状況にならないように心がけています。
その最たる物が海外逃亡。
日本では当たり前な事が、違う国では当たり前じゃなくて、
どこの国にも、
見ず知らずのポカンとした私に手を貸してくれる人はいて、
それを実際に見て、体験して、
旅行後にはいつも
「私ったらずいぶん小さい事で悩んでいたな」
と思い直します。
よくも悪くも、開き直れるわけ。
生きてるとストレスはつきものだけど、
自分の状態を把握して、
うまく付き合っていく術を完璧に身につけたら、
全てがいい方向に向かう基盤を作れるはず。
もっとたくましく、もっと楽しく
もっと面白いものを作り出す力を身につけたいものです。