昨日の渋谷手づくり市に来てくださった皆様、
本当にありがとうございました!
初めての出店でしたが、
知り合いの出店者さんもいらして、
楽しい1日を過ごしてきました。
詳細についてはまた後日に。
話はかわり、
秋の手作り市で出している
このケーキ。
ボトムはお醤油入りのクッキー生地、
その上に紅あずまと紫芋のしっとり生地をのせて、
最後にいりゴマをパラリ。
このケーキ、
実はかなり試行錯誤したもの。
レシピ自体は迷いなくできたのですが、
問題は見た目。
紅あずま生地と紫芋生地を
シマシマになる様に重ねてみたり、
マーブル状にしてみたり、
上下逆にのせてみたり、
分量を変えてみたり、
いりゴマを間にはさんでみたり。
そして一番しっくり来たのが、
この形。
出来た時は
「きたー」
と呟いてしまいました。
なんでそんなに見栄えを試行錯誤するのかって、
手作り市で
「きれい!」
と言ってもらえる事が嬉しいから。
手作り市によって、
来る人達のカテゴリーは違えど、
私の作ったお菓子達の見え方が、
少し客観的にわかります。
どの会場でも言われるのが、
「色がきれい」
という事。
綺麗な野菜や果物の色を活かそうと思うと、
自然と出てくる産物。
これは持ち味として前面に出して行かないとね。
そして
「かわいい」
という言葉。
おばあさんから小学生まで、
世の女子にそう思ってもらえている事は嬉しい限り。
通りがかりのギャルと彼氏の
「マジかわいいんだけどぉ」
「じゃあ買ってやるよぉ」
なんて会話を聞いちゃったら、
私まで嬉しくなっちゃいます。
そして
「これはアートだね」
という言葉。
言ってくれるのは今風な若い男子や年配の方が多数。
最初に聞いた時は
「またまた、ヨイショしすぎでしょ。」
と真に受けていなかったけど、
毎度言われるので
「もしかして本気で言ってくれてるのかも」
と思い始めました。
何がどうなって
そういう印象を与えてるのかは不明。
でも狙わずしてそう言ってもらえているんだから、
結果オーライなのかな。
小さな頃から
両親がよく美術館に連れて行ってくれたおかげで、
何か培われたのかしら。
マイナスなコメントは
「小さいなぁ」
の一言。
そう仰るのは
彼女や奥さんに連れられてきた10~30代男子。
確かにね、わかります!
食べごたえはないもんね。
というわけで、
ケーキ類は少しボリューミーにしたところ、
そういう男性はかなりの割合でケーキ類を選ぶという結果。
万人ウケを狙いたいとは思わないけど、
選択肢を増やすって重要だね。
一方で、
1人で来るお菓子好き男子も意外に多く、
お菓子を見る眼差しは女子より真剣。
そんな彼らはスコーンを選ぶ確率が高い。
無骨なフォルムを好むのかな。
我が道を突っ走りがちな私ですが、
たまには冷静に見つめてみた、の巻。