この日の晩ご飯はこんな感じ。
・カリカリごぼうとロメインレタスのサラダ
ロメインレタス、ほうれん草、カリカリに素揚げしたゴボウ入り。
ドレッシングはイタリアンベースに塩麹をプラス。
ゴボウが入ると、
相棒が食べるサラダの量が多くなるという法則に
ハズレはなし。
・お茄子とアスパラのバジリコパスタ
相棒の大好きなお茄子。
体を冷す陰の食材だけど、
陽のごぼうや人参を食べてバランスをとっているつもり。
にんにくを効かせて、元気をつけようという魂胆です。
・セロリのスープ
自家製野菜スープストックに
ブロッコリー、セロリ、干した人参を入れただけ。
このスープの色味が大好きです。
話はかわり、
先日とある乳製品メーカーの工場へ行ってきました。
お仕事ですが、
初めての事なので興味津々です。
ヨーグルト、牛乳などの製造現場を見て、
説明を受けて、
思った事がいくつか。
まずは
想像以上に製造ラインはオートメーション化されていて、
ロボットが活躍しているという事。
もちろん官能検査などは人間が行っているけど、
工場内は
「ガシャーン!」
という大きな音が鳴り響いていました。
加えて、
殺菌や均質にする過程で冷却や加熱をたくさん行うので、
工場内はとっても蒸し暑い。
機械に張り付いて監視している従業員の方は
健康被害がないのかな
なんて心配になってしまいました。
そして工場内を移動する時に、
積まれていた原材料を見ると、
デンマークの乳製品メーカーの袋を発見。
「へー」
なんて心の中で思いつつ、
複雑な心境になったのでした。
商品開発の方もその場にいらっしゃったので、
「デザート類やドリンク類って甘過ぎませんか?」
と正直な質問をしてみました。
すると
「僕らも甘すぎるかなと思うんですが、
これくらいじゃないと売れ行きが悪いんですよね。。。」
との事。
私は普段、
ヨーグルト系のドリンクやデザートは甘すぎるので
プレーンヨーグルトしか買いません。
でも世の中では会社帰りにコンビニで
“ご褒美”としてスイーツを買って帰る人が多いらしい。
そういう需要はあると思うけど、
そこばっかりに注力するのはどうかなぁなんて。
例えば食育の観点から見ると、
小さな頃から甘いものばかり与えられ続けていたら、
糖質をとりすぎるだろうし、
「ヨーグルト=甘い」
とインプットされる恐れもある。
「甘さひかえめ」
なんてフレーズが書いてある商品もあるけど、
私にはかなり甘く感じます。
今回伺った工場は大手企業なのですが、
「食育の考え方からしても、
甘くないものも作ってください。」
と偉そうに意見してしまいました。
そしてもう一つ意見したのは
「アレルギー対応の乳製品を普及させてほしい」
という事。
アレルギーのない私がなんでかって、
鬼子母神の手創り市で
「乳製品を使ってないんですね!
これなら食べられるね。」
と子供に話しかけているお母さんが多くいらっしゃるから。
子供が
「いいの?これがいい!」
と目をキラキラさせている様子を見ると、
こっちまで幸せな気持ちになります。
私は
・粉の味を感じられて美味しい
・ベジ的観点
でなたね油や豆乳を使用したお菓子を作っていますが、
スコーンなど
バター特有の香ばしさが欲しい時に少量使用する事もあります。
一方、手創り市に出るようになってから、
「選択肢を広げたい」
という気持ちが強くなりました。
正直なところ、
「アレルギーの人に美味しいお菓子を食べてもらうのだ!」
みたいな大それた使命感にかられているわけではないのですが、
大手企業だからこそ、
先頭に立ってminorityにも配慮してほしいなと。
今販売されているアレルギー対応の乳製品って
値段も高くて、
買える場所も限られているし。
なぜか10代の頃から私の中にある
「偏見をもたず、minorityを受け入れていきたい」
という思い。
三十路前にして
更に膨らんでいる様な。