次のイベントまでの端境期、
後回しにしていた粉の比較をしました。
今まで
・パウンド等のふわふわ系 → ファリーヌ
・クッキー等のサクサク系 → クーヘン or ドルチェ
を使っていました。
食感や味については満足しているのに、
なぜ粉の比較をしているのかというと、
減農薬や無農薬でこだわりをもって作られている
お野菜や穀物を販売する
Earthday market
の代表の方とお話したのがきっかけ。
これまで私の中では
「できるだけ国産の材料を使う」
というこだわりはあったものの、
実際にその小麦を作るためにどれだけの農薬が使われているのか、
知らずにいました。
そして
「もっとこだわりをもって粉を選ぼう!」
と強く思うようになりました。
少し時間ができたので、
気になる製粉会社や生産者さんへ手当たり次第に
「蛋白が○○パーセントくらいで、
減農薬か無農薬の粉はありますか?」
と連絡をして、
よさそうな粉を取り寄せて
早速試作をしてみました。
粉の特性がわかるよう、
一番シンプルなクッキーのレシピを使って実験。
均一の厚さに伸ばして、
スケッパーで切り目を入れて焼きました。
不格好ですがご勘弁ください。
早速食べてみると、
粉によってここまで違うとはびっくり!!!
ちなみに今回使ったのは、
埼玉県産の粉。
調べてみると、
北海道は雪くされ病対策の薬が必要らしく、
埼玉県産のこの粉の方が農薬量が少ない様子。
そして放射能検査はしっかりしているので、
そこらへんの心配もなし。
まだもう少し検討の余地がありますが、
近々、粉を変えたいなと思っています。
でも粉を変えると
含水率や焼き時間も違うし、
これまでのレシピの全面見直しが必須。
正直なところ、気が重いのは事実。
今まで作ったレシピで改めて焼いて比較するには、
かなりの時間と労力がかかるのは目に見えているから。
でも素材の味を活かしたお菓子作りをする上で、
粉選びは一番重要だし、
「やらねば!」
という使命感にかられています。
卸しやイベント用のお菓子作りと併行して、
頑張るべし!