台湾での記録も書き終えていませんが、
今日は2023年の総括。
2023年は
「覚悟決めたら?」
つくりての経営をみてくれている友人の一言から始まりました。
いわゆる女友達という存在が発する言葉ではないことは理解しています。
ただそこには私のことをよく知る友人の
「あなたなら出来る。」
という信頼が根底にあることもわかっているので、こんな事を言ってくれる友人がいるなんて、私はなんて恵まれているんだと思いました。
具体的には10年以上お菓子屋をやって来たならもういい加減、会社化したらという助言。
年始に法人化するぞと決めて、実際に手続きをした6月、そして酷暑で閑散期の夏を終えるまでは得も言われぬ不安でいっぱいでしたが(要は今年の3/4は不安でした)、
今はあの時に法人化して本当に良かった、英断だったと言い切れます。
そう思えるほどにこの一年、真剣に取り組めたことを誇りにも思っています。
周りにいて下さる皆さんのおかげ。
支えてくれた家族のおかげ。
税理士さんというナイスサポーターにも巡り合え、彼はうちの会社のことをとても気にかけてくれているのも伝わってきます。
会社化自体は書類とお金を出せばできる形式的なものですが、
私の中で「つくりて」と「會田由衣」が感覚的に別モノになって、
前より「つくりて」を客観的にみられる様になりました。
おかげで変な固執や執着も薄れて、いかにお客さんに楽しんでもらえるかをシンプルに考えられるようになってきました。
「会社化してよかった」と思えるのは「仲間」の存在も大きい。
今年は例年以上に仲間に助けられた一年でした。
デパート出店だって今年は特に私の準備が間に合っていなくて仲間の臨機応変な対応がなかったら成り立たなかったし、催事も安心して託すことが出来る運営さんだから製造に集中することが出来て過去一番の販売数となり、台湾でのトークイベントも子供達とのお菓子作りもマーケットも仲間のおかげでたくさんの笑顔を見ることができ、お店ではたくさん笑って「ゆいさん」と呼んでもらえる機会も多く、両親や義理の両親、渉と猫たちに支えられて、私は全身全霊でつくりてに力を注ぐことが出来ました。
よく心身ともについていけたなと我ながら思うほどに。
このブログの1枚目の写真は4年ぶりに会えたカナダの友人Jessica。
離れていても、言葉が日本人同士のように通じなくても、私の中で彼女の存在は大きく、心の支えになっています。
そしてもう一つ、「役割」について考えることも多い一年でした。
出来ることはほぼ全てやりきったと言い切れる30代が終わり、少し自分を俯瞰してみた時に自分の長所短所が浮き彫りになってきました。
良くも悪くも自分に期待しないことが出来る様になり
「自分の長所を活かしたら、どんな役割を担えるか」
「住宅街のお菓子屋として担える役割ってなんだろう」
「この会話の場において、私の役割ってなんだろう」
そんなことを頭の片隅でずっと考えていました。
全方向によしとされる働きができなくても、きちんと自分の役割は果たそう、果たす姿勢を示そうと思って過ごしたつもりです。
歳を重ねるにつれて、良くも悪くも出来ない自分を認められる様に仕上がって来たことは収穫です。
誰にでも得意不得意があって当然。
得意な事で周りや社会にどう貢献できるかを考えて動いていけばいい。
そう自分への過度な期待を捨てることができたら、他者へも寛容になれるし、自分自身も生きやすくなる。
一方で、自分の役割をきちんと理解して誠実に果たすことへのストイックさは年と共に増しています。
逃げてはいけないところにはしっかりと向き合う胆力を付けることの大切さ。
信頼しあえる仲間の中に身を置いていくには、必須な力だと思います。
覚悟、役割、仲間。
2023年の私のキーワード。
2024年になったからと言って何かが大きく変わるわけではありませんが、もう少し視野を広げていきたいと思っています。
そのためにも、そろそろお店をサポートしてくれる方も見つけたい。
一方で
「週休1日を確保するぞ」
という2023年の目標は全く達成されませんでした。
製造から離れたのは年7日もなかった+台湾10日間(この期間にイベント2つやって、日本にいる時以上に疲労困憊したけど)、しかも製造は毎日15時間以上も当たり前の働きっぷりでした。
今だから言うと、今年は完全なるキャパシティオーバーで心身ともにフリーズするという経験を2回ほどしたので、2024年もこの目標は頭の片隅に置いておこうと思います。
2023年、人生で1番充実した1年でした。
2024年、もう少し前のめりで進みますけど、何か問題でも?