【手作りお菓子の魅力とは】

ずっと作り続けている和栗のぐるぐるクッキー。
クッキー生地のレシピを変えつつ、もう何年も作り続けています。

同じものを作り続けていると、その時の気分や体調によって出来上がりが変わります。
同じ品質のものを提供するという観点からはNGですが、人間ならある程度仕方のないことなのかなと思っています。
私の場合は振り幅が大きいので、要改善ですが。

そしてずっと引っかかっている” 手作りお菓子 “の魅力ってなんだろうという疑問がふつふつと湧いている今日この頃。
数十年前の日本だったら、
「添加物の少ない安心感が手作りお菓子の魅力だ。」
と答える人も多いでしょう。
しかし今はできるだけ添加物を摂らない方がいいという風潮に合わせて、
工場生産のお菓子でも” できるだけシンプルな素材で作ったこと “を主張する商品がたくさん出ています。

一方で工場生産のお菓子の方が品質管理のレベルが高いという見方もできます。
機械で管理すれば毎回同じ味、同じサイズ、同じ賞味期限で作ることができ、異物混入などのリスクも少ないから。

だとしたら、今の時代における” 手作りお菓子の魅力 ”ってなんだろう。
同じものが2つとないこと、作った人の顔がわかること、かしら。

” 手作りお菓子であること ”を主張するつもりもないけれど、(主張しなくてもバレるという見方もある)
その魅力がうまく咀嚼できていないことにモヤモヤ。
答えが出るのはまだまだ先になりそうです。