【自分の役割】

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台湾の好好手感微笑市集の参加応募はこちらからお願いいたします。

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写真は台湾の菓子道具屋さん。
きっと次行ったら、私はまた台湾の昔ながらの木型とか買っちゃうんだろな。

今日は私が何度となく聞かれてきたことについて。
「なんで台湾のイベント運営に関わっているんですか?」
「なんで台湾のイベントに日本人を連れて行こうなんて考えたんですか?」

と何度となく聞かれてきました。
もう今回で4回目だもんね。
一言で言うなら
「絶対に楽しんでもらえる自信があるから」
そもそも企画に興味のない人は別にして、
「参加しようかな」と少しでも思った方なら、楽しんでもらえる自信があります。


特に英語を話せない日本人にとって、言語の壁って高い。
だからこそ自分が作ったものを通して、言葉が通じない人とコミュニケーションを取れたときの喜びはものすごく大きい。
もうね、これはたまんないよ。
私自身、初めて台湾に1人で行った時は英会話もままならなったし、中国語を近くで聴いたことすらない状態でした。
言葉が通じない海外に1人で行ってもどうにかなる(どうにかして、かつそれを楽しめる自分がいる)事は体験済みでしたが、もちろん不安とワクワク感とが入り乱れる感じ。
それでも楽しさを120パーセント感じられたこと、それを伝えるのは私の役割だなと。


今回、私は現地で完全にスタッフとして動きます。
前回は3時間くらい自分のお店を出しましたが、今回は前回より規模が大きく、出る側はもう4回?5回?出たから
「私の役割はスタッフの方だ」
とね。
前回も台湾人スタッフの中にひとり日本人だったので、日本人参加者に
「何か問題ありませんかー?」
と聞いて回ると
「えっ、日本人、ですか?」
と聞かれ
「ニホンゴ、チョット、ワカリマス。ウソでーす、日本語しかわかりませーん!」
なんて言っていました。
私は台湾の街中で台湾人に道を聞かれることも多いし、かなり私、台湾人に馴染んでるっぽい。

と、冗談は置いといて、
「日本でもイベント企画しないんですか?」
「イベント企画してください。」
と言われることもありますが、やりませーん。
素晴らしい企画者、運営者がたくさんいるし、
なにより私の特性を活かせる立ち位置ではないと考えているからです。



もちろん何事も慣れはあるとは思いますが、なにかやる時は
「世の中や事象を客観的にみる力」
「既存のもののその先を探求していく力」

が問われると思っています。
いまやパンフェス、地産地消マルシェ、地方の特産品マーケットなんて飽和状態。
何の考えもなしに、もう世の中にすでにあるマルシェの形をしたものをやったとしても焼き直しかつ劣化版にしかならないし、
そんなものに人を巻き込むのは誰も幸せにならないやつ!
そこにどんな新しい価値をプラスできるかが勝負で、そこに注力できる人が企画、運営を仕事とする資格があると思っています。



私はあくまでお菓子屋なので、お菓子屋視点で
「世の中を客観的にみる力」
「既存のもののその先を探求していく力」
はこれからも付けていかなくてはならないのですが、イベント企画運営に関してもそれを頑張れる時間と体力と気力はない!
お菓子屋一点集中でもヒーヒー言ってるのにね。
だから日本でイベントを企画運営しようとは考えていません。

じゃあなぜ私は数年前、台湾の好好手感微笑市集に
「日本人を連れて行きたい」
と企画を持ち込んだのか。
私はマルシェが好きで開業した日本人ぽくないと言われる日本人で、いつも台湾で活動する時にサポートしてくれるなっちゃんは卒論でマルシェについて書いたほどマルシェが好きな日本人ぽい台湾人で、その2人だからできることだと思ったから。
2人の特性を活かせると思ったから。
私たちのタッグは情報処理スピードも抜群だし、お互いストレートに意見を言うし、なによりマルシェが大好きだからね。
そんじょそこらの人に負ける気、しまへんでー。
そして好好手感微笑市集は過去に私も参加して素敵な空間、場づくりがされているイベントだと感じたし、
私の台湾の兄さん姉さんも信頼する主催者さんなので間違いないなと。
やはり、類は友を呼ぶからね。


だから
「台湾の好好マーケットに日本人を連れてくぞー」
と企画したという流れです。(ほんとは逆パターンもやりたいんだけど実現できてない)
ノリノリで食いついてくれた好好マーケット主催Ruiに感謝。
中国語を話せないのに馴れ馴れしい私に優しく接してくれる現地スタッフたちに感謝。



ちなみに渉は台湾での私を写真や動画を見て、そこに向けての準備をしてる私を見て
「1番生き生きとしてるよね。」
と言います。
そうなんだよねぇ。
事前準備は日本で自分の本業をやりながらなので、本気でヒーヒー言うのですが、そこを含めて、いい人生歩んでるなと感じちゃいます。



完全なる自己満足ですが、
何事においても、自分の役割って誰かが与えてくれるものではないと思う。
自分が動き出さないとわからないし、違った方向に行きそうになることもあるのですが、
結果的に、私の場合はお菓子屋もこの台湾のマーケットの裏方も
「これだ!」
ってものに出会えたことが幸せです。
動いてよかった!

というわけで、このブログを読んでくださっている皆さん。
マーケットに出店しなくても、現地でお客さんとしてマーケットを楽しみに来てくださるのも大歓迎です。
台湾へぜひ!
私の大好きな台湾の友人たちのもとへぜひ!