金柑ジンジャークッキー。
この冬、想像以上に製造数が上がっているクッキーです。
金柑は渉実家でとってきたものをコンフィチュールにして、生姜は香り付けにパウダーを練り込んでいます。
今日は少し前のお話。
数ヶ月ぶりに22年来の友人と会いました。
ポップアップの時にお会いした他店舗の方の面白エピソードを持っていったら、
「さすがだね、今の会社にいるとそんな人いないもん」
と大企業勤務の友人は大笑いしていました。
私も大笑い。
お菓子屋は店舗や地元のマルシェのみで営業してたら、
なんとなく年齢や性別、趣味趣向が近い人が集まって来ます。
でも外に出て行くと、デパートに出ていくと、周りの出店者やお客さんは普段の生活の中では接点がない様な人と接する機会があります。
その中で
「私とはスタンスが違うな」
「この方は何を目的にこの仕事をしてるんだろう」
などと思う機会は多々あります。
もっというと、居心地の悪さを感じることもあります。
しかしそこで
「私にはわからないや」
と理解する事を拒んでしまったらそこでおしまいだなと思っています。
共感できなくても、理解はできる、何事も。
理解した事(受け入れたこと)が相手に伝われば、相手の心も穏やかになる。
その人が心を開いてこちらに対応してくれる。
相手と自分の間の共通認識が得られる。
それが人間てもんだと思っています。
例えば怒ってくるお客さんがいたとします。
大の大人が感情的に他人を責めるって、客観的に見たら一大事だと思うのです。
そういう場合は
「この人は何か満たされてなくて、感情が昂って怒っちゃったんだろうな」
と仮説を立てて、
「指摘して下さってありがとうございます」
など、相手を認めていることを伝えると、大概の場合は穏やかになって冷静にやりとりができるようになります。
もちろんそこにウソはなくて、ありがたいと思ったところを見つけてそのままお話しするだけです。
残念ながら世の中には悪意がある人もいるけど、こちらがそういうスタンスでいたら、自動的にバリアが張られてる気がしています。
共感できなくても、理解する姿勢は忘れずに。
何かに追われていると、ついつい反発したくなる時もありますが、
感情に流されていいことはない!
日々、自分に言い聞かせています。