【2018年の総括】

今日は少し早いけれど、今日は2018年の総括。

TSUCURITEとしては準備と実験の年となりました。
年始の段階で、
「今年は製造量をグンと減らします」
と宣言したにもかかわらず、それも夏前まで。
夏前までは試作に没頭し、初秋からは例年より製造量をぐっと上げていきました。
お菓子の内容も変え、以前よりも生産効率が良くなり、製造量は過去最大量。
目的は
「たくさんのお菓子を売ること」
ではなく
「自信を持って出せる安定した品質のお菓子を、どれだけ効率的に作れるか」
の模索。
こういう言い方をすると、お菓子づくりを楽しめていないと思われるかもしれませんが、
体力と気力が尽きるまでやり続けていたら、いいものも作れないし、新しいものも作れない。
そして何より楽しむ心の余裕がなくなっては、本末転倒。
気力と体力に余裕を持たせて、この先いいものづくりをするために必要なステップだと考えて取り組んでいきました。
その結果、ある程度の成果を収めることができたものの、課題もたくさん見つかりました。
一気に解決しようとするとパンクするので、1つづつ解決していこうと思います。

私個人としては鍛錬の1年となりました。
今だから話せますが、本当にしんどい1年だった!
感情に振り回されず、いかに客観的に物事を見て、平常心を保ち、判断できるかが試された1年。
今思えば、ずーっと気を張っていました。
東京にいる時には友人と会う時間が取れず、気分転換をできなかったのが大失敗。
おかげで終盤は体調を崩してしまいましたが、
ポジティブな言い方をすれば、逞しく成長できたというところです。
2019年は今年よりもうまく息抜きをしてやっていこうと思っています。

そして會田家は、猫に癒された1年でした。
2018年は2人で話し合って進めていく事柄が多く、
そこで意見が異なって喧嘩することもたっくさんありました。
こんなに言い合いをした1年は過去になかったほど。
そんな時に緩衝材となってくれたのは猫たちでした。
どちらかがキーっとなっても、マヌケな猫の姿を見たらどうでもよくなる。
猫たちと暮らすようになってから、會田家は ” 家族 ” という認識になったような気がします。
猫たちの怪我や病気もありましたが、元気で2018年を終えられることに感謝です。

以上。
主観的にはしんどかったけれど、客観的に見たら年を重ねるにつれて自分達を取り巻く環境が整ってきていることは確か。
今年のしんどさは” 本厄だったから ”ということにしておこうと思います。
「38歳はすごく楽しい。」
という友人の言葉を信じて、そういう未来にするべく進んでいこうぞな!