まずはお知らせ。
3月17日(日)鬼子母神手創り市
に出店します。
久しぶりの本会場、
そして私が「つくりて」として初めて出店した時と同じブースです。
春っぽいお菓子や、
トルコから背負って帰ってきた材料を使ったお菓子を
たんまり持って行きます!
そして今日の本題。
トルコ旅行記は途中ですが、
「トルコへ女性一人旅って危なくないの?」
という質問を受ける事が多いので、
その辺の事を書きたいと思います。
まず単純に、ジャポンヤは目立ちます。
トルコってアラブ地域からの移民や旅行者やヨーロッパからの旅行者は多いけど、
アジア系の人は少ない。
だから道を歩いていても、
トラムに乗っていても、
とにかく見られます。
しかもトルコには日本と違って、
「目が合ったら、気まずいからそらす」
みたいな文化はないらしく、
じーっと視線がロックオン。
単に興味本位の場合が多いので、
気にしなければ基本的には問題はありません。
ただ、一つ注意点。
以前のブログでも書きましたが、
この辺には
日本人女性に近づいて
国籍やお金を手に入れようと考えるトルコ人男性も多い。
この辺っていうのは
小さなホテルが多く、観光客が多いスルタンアフメット付近。
確かにキノコみたいな私ですら、
行く先々で
「どこから来たの?」
と声をかけられました。
ただ、彼らは
「ハユル!」←いいえ
と強気で拒否反応を示して立ち去れば、
さっとひいていきます。
イスラム教の考え方がそうさせてるのかな。
とにかく日本人ならではの
「むげに追い払うのも悪いかなぁ」
みたいな、
やんわりとした反応は厄介な事になるので避ける
という事だけ肝に銘じておけば問題はありません。
一方で親日家が多いとされるトルコゆえ、
単に話してみたいとか、
困ってたら助けてあげたいとか、
親切な人も多い。
一昨年トルコに来た時には
「日本語を巧みに使って、客引きをする人が多い。」
という印象だったけど、
今回の旅で印象ががらりと変わりました。
地下鉄の乗り換えで困っていたらおじいさんに
「どこにいくんだ?」
と声をかけられて教えてくれたり、
バス待ちの時に
「日本から来たの?気をつけてね。」
と声をかけてくる親子、
お菓子をまじまじと見ていると、
作り方を教えてくれた上、お菓子をプレゼントしてくれる人、
精一杯のトルコ語で話す私に
トルコ語を教えてくれる人。
特に年配者は親切派が多いけど、
厄介なのは若者。
とても思い出深い1日がありました。
まず朝ベッドメーキングのおばちゃんが投げキッスをしてくれて、
ウキウキと出かけた私。
それからフェリーに乗り船内席に座ると
視線がハンパないので、
外席にアラブ系旅行者が座っているのを確認してからその近くに座りました。
そしてフェリー降りる時、
少し足元が悪いところで手を差し伸べてくれたトルコ人男性がいたので、
「ありがとう」
と言って降りました。
すると少し歩いたところで、
「どこから来たの?タジキスタン人?」
と。
これは面倒な方だ、とか、
タジキスタンってどこだろ、とか、
考えたあげく拒否反応を示しました。
写真の右奥に見える黒い服装の男性がその彼です。
それから雨が降り出して、やむなく満員電車にトラムに乗った時、
車内は東京の通勤ラッシュ並みに混んでいました。
トルコ人男性と一握りの観光客の中に
ギューッと押し込まれている私の前で
天井のバーをつかみながら私を押しつぶさない様に耐えてくれている
20代らしきトルコ人男性を発見。
心の中で
「ありがとー!」
と言いつつも、
話しかけて変な風にとられたら嫌だなぁと黙っていました。
トラムは車と同じ道を行く事もあり、
急ブレーキは当たり前。
その度に私も耐えていたのだけど、
それに気付いた彼が私の右肩を支えてきました。
「これは親切なのか、下心なのか。」
と内心ビクビクしつつ、一応
「ありがとう」
とだけ言い、
変につけこまれないようにと、堂々と真っすぐ前を向いていました。
それから2駅すぎて私の降りる駅に着き、
「ありがとう」
と言って降りると、
彼は笑顔で手を振ってくれました。
下心があるなら、絶対に一緒に降りたはずなので、
つまりはこれは「親切」の方だったのです。
というわけで、
「親切」と「下心」
の見分けがとても難しい。
でも全体的には
日本よりトルコの方が、
知らない人にも親しみを持って接する人が多いと感じました。
自分の意志をはっきりと示す事さえすれば、
トルコはとても治安がいい国だと思います。
私もいつかまた行ってみせるのだ!