【男性社会】

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街角で見かけた大道芸。
右側の男性が持つお盆みたいなもののフチには
金属製の輪っかがついていて、
それがシャラシャラと鳴ります。
この周りを多くの通行人が取り囲んでいました。
この写真からもわかるように、
お昼間の街角は男性ばかり。
仕事をしている女性がいかに少ないかがわかります。
仕事をしている女性も中にはいるけど、
その職種ってほんの一部。
今回の旅でも
ホテルの食事作り、掃除くらいでしか見ませんでした。
TVでは華やかな女性が出ていたりするけど、
そういう表舞台に立つ女性は一握りの人なんだと思います。
そして女性達で英語がわかる人はとても少ない。
英語がわかる女性は
いい教育を受けられる家庭に育ったという事なのかな。
でも女性達はトルコ語がわからない私にも
とても優しく接してくれるし、
ホテルのお掃除の女性は
私を見かけるといつも
「Melhabaー!」
と遠くから投げキッスをしてくれた。
イスラム圏に行った事のない人には、
イスラム社会の女性といえば
頭から足の先まで
黒い布をまとっているイメージがあるかもしれない。
でもトルコではそんな人はほぼ見かけない。
繁華街はもちろん、
田舎町のサフランボルでも見なかった。
露出の少ない洋服でスカーフを頭にまいている人が7割、
日本人と変わらない様な欧米風の格好をしている人(若者)が3割。
厳格なムスリムが少ないってことなんだろうな。
ある日、
ホテルのロビーにいた40代のトルコ人男性と話をしていた。
彼はお仕事で
名古屋、大阪、東京、北海道へ行っていたいたそう。
そして北海道の女性とお付き合いをしていたが、
彼女の父親がトルコ人男性との結婚に猛反対し、
泣く泣く別れたと言う。
そんな彼が
「How many boyfriend do you have?」
と冗談を言ってきた。
「How many?? I’ve married!」
と指輪を見せると、
彼は驚いて年齢を聞いてきた。
どうやら私は学生に見えていたらしい。
そんな彼が
「日本人女性とトルコ人男性の結婚は結構多いんだよ。
 でも残念な事に、その結婚を『ゲーム』と捉えているトルコ人男性も多い。
 お金目当てで日本人女性と結婚して、
 お金を使い倒す男性にしびれをきらして別れる
 というパターンが少なくない。
 お金お金って、僕はとっても嫌だ。」
と教えてくれた。私が
「日本人男性はgentleじゃないから、
 トルコ人男性に優しくされるとほれちゃうんじゃないかな。」
と答えると
「日本の男は優しくないのか、だからか。」
と妙に納得していた。
なんだかモヤモヤッとしちゃうお話でした。