【誠実さ】

写真はアーモンドブレッド。
湿気の多い季節は作りづらいけれど、また秋になったらバージョンアップして出したいなと思っています。
秋なんてあっという間に来るんだろうな。

最近の私は季節の変化についていけず、頭がぼんやりとしています。
春だなぁと思ってたら、もう夏がきた感じ。
ぼやっとしてたら、紅白歌合戦が始まってしまうんではと思うほどです。
先日は国分寺店から家に帰る時、いつもは最寄駅から歩くのですが、ヘトヘトでバスに乗りました。
すると途中から乗ってきたおじさまが
「失礼しまーす!すいやせん!」
と運転手さんに向かって声を上げました。
びっくりしたけど、なんか清々しかった。

カナダにいた頃、バンクーバーは路面バスが多く走っていて私もよく利用していました。
降りる時、半分くらいの人は
「Thank you〜」
と言っていたのが魅力的に見えて、私も勇気を出してマネしたのを思い出しました。
日本に帰ってきてからもバスを降りる時には
「ありがとうございました」
というのが習慣になりました。

ちょっと話はズレましたが、
明確な目的に向かって、基本的なことを着実にやるって人の心を動かすよねと。

私は漫才が好きでよく見ますが、しっかり作り込まれたネタをドヤ顔で見せられてしまうとひいてしまうことがあります。
計算して作り込まれた物ももちろん良いし、そこまで突き詰められることは尊敬に値するけど、どうも一歩引いてみてしまう。
「完璧に作り込んだ私たちの作品、どうですか?」
みたいな気持ちが前面に感じられてしまうってことなのかしら。
それよりくっだらないことを、飾らず、バカになって、真っ直ぐに貫く姿を見せられた方が見てる側も素で笑える。
その背景に
「見てる人に笑顔になってほしい」
というその人の明確な目標が透けて見えるから。
エガちゃん、ずっと応援してるよ!

職種によって求められることや期待されることは違うけれど、
素直に、相手を尊敬して、目的を明確に、誠実さを持って取り組むことが一番大切だなと。
例えば仕事の出来が悪くてもそれが出来ている人と、仕事は完璧だけどそれが出来てない人なら、前者の方がいいと私は思う。


当たり前のことなんだけど、たまたま見たTVで放送されていたぶら下がり会見を見て、そんな事を思ったのでした。
秋になるまでにやりたいこと、やったほうがいいことはたくさんあるけれど、
一つづつ焦らず進めていこうと思います。