これを見て、何かわかる方がいらっしゃるだろうか。
答えはこちら。
ムーンケーキの中身の餡。
自家製の大豆餡は大豆を蒸して、ペースト状にして、お砂糖を加えて加熱しながら水分を飛ばし、最後に落花生とフレーバー(写真は梅干し)をプラスして出来上がります。
この落花生を加える段階で撮った写真が1枚目のものというわけ。
はっきり言って、ムーンケーキを手作業で作るのは、ものすごく手間と時間がかかります。
餡を作ってから、それをクッキー生地で包んで、形を作って、焼いて、1個づつパッケージする。
自分でもこんなものを一人でせっせと製造しているだなんてアホかと思うほどに手数が必要なお菓子。
加えて、原材料の価格も安くはない。
ただ、私はこのムーンケーキに可能性を感じています。
これまでの私の経験が凝縮された、TSUCURITEだからできるお菓子だなと思うから。
これまで味はもちろん、見た目や組み合わせなども改良を重ねて、今に至ります。
おかげさまで毎度ムーンケーキを買ってくださる方も増えてきて、
続けていてよかったとしみじみ感じています。
このムーンケーキを通して、
「可能性を感じたことには粘り強く取り組むこと」
の大切さを実感しています。
すぐに結果が出ないからってダメだと諦めたら、その先には進めない。
固執して続けるのはよくないけれど、人の評価や周りの動きばかりを気にしすぎてもいけない。
自分がいいと思ったものの良さを共感できる人は絶対いるわけで、その良さを届けたい人(共感してくれるだろう人)に伝えられているか、そこもしっかり考えるべき点だと思っています。。
例えば、フリーマーケットでTSUCURITEのお菓子を売っても売れないけれど、手創り市では売れるんじゃないか、とか。
そして自分を信じて、お菓子自体のレシピ改良にも尽力することも大事。
これは私にとっては楽しみの一つでもあります。
いろんな催事に参加して、お店を構えて、TSUCURITEのお菓子が喜ばれる場所というのがだんだんとわかってきました。
難しいけれど楽しい、絶対に完成しないジグソーパズルを作り続けているようなそんな感覚です。