【乳化の効果】

写真はお菓子を作っている時の様子。
油分と水分を攪拌して乳化させています。

卵なし乳製品なしで生地を作るには、空気を纏う膜を作ることが大切なので、
たんぱく質を含む豆乳と菜種油が入った液体類をしっかりと混ぜて乳化させます。
その他にその膜を保持するにはどうしたらいいだろうとか、
逆に膜を作らないようにする(さくさくっとした食感を作る)にはどうしたらいいだろうとか、
意外と論理的にレシピを考えているのです私、ふふふ。
自分が理系の脳みそだなと感じる瞬間。

そんな自分なりの法則に従って作ってきたのですが、
最近、その例外に出くわしました。
自分のおやつ用に豆乳を水に置き換えて作ってみたら、ふんわりと仕上がったではないか。
水にはたんぱく質がないのに、なぜふんわり?
いろんな要素が絡み合ってその結果につながったのだと思いますが、興味深い実験結果。

これまでの経験をもとに考えること往々にして近道になることが多いけれど、時には過去の法則に合致しない例外もある。
それを流すのもアリ、でも深く掘り下げていくと面白い結果にたどり着くこともある。

この乳化問題は趣味として実験し続けていこう。
うーん、久しぶりに面白い題材に出会った!