【接客業の楽しさ】

リクオさんが爆睡。
3月の鬼子母神も無事に終わり、ただいま私は常滑におります。

3月は予想通りのんびりペースだったので、
久しぶりのあの方や、いつものあの方と落ち着いてお話ができました。
予想外の寒さで疲れがどっと押し寄せて、後半は思考停止したのが残念だったけれどね。

次の写真は先月2月の手創り市でいただいたもの。

その前にお酒のお話をしたら、お酒の入浴剤をいただいてしまいました。
しかも嬉しいのが、このお手製の袋。
センス溢れるコラージュです。
作るのに時間がかかっただろうなと思うと、その気持ちの温かさが染み渡ります。

そしてこちらも。

前にひれ酒の話をしたら、実物を持ってきてくださいました。
話した内容を覚えていてくれたこと、そして
「そうだ、これあの人にあげよう。」
と思って買って持ってきてくださったこと、まぁ温かい方だこと。

そしてこちらも。

伊勢土産の海女ガレット。
味はプレーンと、味噌めかぶ。
ドンピシャで私の興味をそそるお菓子。
旅先でTsucuriteを思い出してくれたんだと思うと、嬉しくてニンマリしてしまいます。

Tsucuriteの常連さんはとても暖かくて、私の体を気遣ってくれる方や応援してくださる方、
とても親身になってくれる方が多くいらっしゃいます。
周りの出店者さん曰く、
「Tsucuriteはお客さんの滞在時間が長い。」
とのこと。
そして接客業にありがちな”危険な人”は皆無。

私は私生活では商品やサービスを受け取る側、Tsucuriteでは提供する側の立場になるわけですが、
立場は同等だと思っています。
売る側はサービスを提供して、その対価をお金としていただき、
買う側はお金を払って、サービスや商品を受け取る。
” 買ってあげてる ”わけでもなければ、” 買ってもらっている ”わけでもないという考えです。

その気持ちは私が接客業に携わるようになった頃から持っています。
だから私がイベントに立つ時は
「こんにちは。」
とお客さんに声をかけています。
「いらっしゃいませ。」
はお客さんと売手という立場が無意識に刷り込まれる気がするので、使いません。

そして商品を受け取ったお客さんが
「ありがとうございます。」
とお礼を言ってくださることも多く、私は
「こちらこそありがとうございます。」
と返しながら、対等な関係が築けているのかなと嬉しい気持ちになっています。

お店に立つときの私と、普段の私では自然と顔つきが変わっているようですが、
どんな立場にあっても、年齢や性別が違っても、その場を楽しもうという志は同じ。
お客さんの個人的な話を聞くこともあり、そこから学ぶこともたくさんあります。
マニュアル接客の方が安定した均質なサービスを提供することは承知です。
でもTsucuriteにそれを求める人はいないだろう。
これからも私は血の通ったやりとりを続けていきたいと思います。