【豆乳の泡沫性を探る】

写真は自宅で実験中の様子。
メレンゲみたいに見えるものは、豆乳です。
豆の茹で汁がメレンゲの代用に使えると聞いて試したことはありましたが、
茹で汁を用意するのも大変なので、固形分の多い豆乳を使ってできないものかと試しています。

なぜ豆乳でメレンゲができるのか、
それはサポニンという豆乳に含まれる成分が泡沫性を持っているから。
そのサポニンの泡沫性は温めた時に強くなるので、湯煎で温めながら撹拌していきました。

そしてできたのがこちら。

ふわふわ系のパウンドケーキ。
相棒のお誕生日にかこつけて、実験をした妻を許したまへ!

常滑の産直で売られていた米粉を使ってみましたが、期待以上に軽い仕上がりです。
まだ微量のベーキングパウダー併用レシピであること、
そして豆乳に関する論文を見たところ、豆乳の泡沫性が一番強くなるのは45℃と知ったので、
まだまだ実験は続きます。

そして豆乳メレンゲができたことに味をしめて、
ラングドシャみたいなクッキーができないものかと試しました。
かなりイケていないビジュアルですが、可能性をびんびん感じています。
見せられるような状態まで仕上がるのも時間の問題だな。

今回の実験は
「グルテンフリーです!」
「アレルギーのある人でも食べられます!」
という売りの商品を作っているわけではなくて、
この手法を使いこなせるようになれば、私が作れるものも増えるなと単純にワクワクしています。

” 純粋にわくわくする ”お菓子づくりができることに幸せを感じています。