6月頭、ずっと気になっていた映画を観に行きました。
『ノーマ、世界を変える料理』
某レストラン誌が選ぶ「ベストレストラン50」で3年連続1位に輝いたものの、2013年に第2位に転落し、2014年に第1位に返り咲くまでの4年間に密着したドキュメンタリー映画。
私がこの映画に興味を持ったきっかけはこちらの写真。
名誉ある賞を取っているレストランのシェフが
カブを吸っている姿にグッと心を掴まれたのでした。
今の彼を取り巻く仲間や家族、取引先の農家さんたちとの関わり方、
厨房の中の様子、これまでのお店の経緯などはもちろん、
彼の生い立ちはとても興味深いものでした。
詳細については公式サイトなどをご覧ください。
その中で一番印象的だったのは、彼の理念。
「お客さまに時間と場所を感じさせる料理を提供する」
というもの。
平たく言えば、
その土地でその季節に採れる食材を使った料理を提供するということ。
その考えは私の中にストンと落ちていきました。
シンプルで保守的に思える理念ですが、それでも彼は新しいものを作り出しています。
しかも3つ星レストランを目指すのではなくて、
みんなで作りたいものを作ろうというスタンスであった結果として、
ベストレストラン賞を得ている姿がかっこよすぎる!
コラボやハイブリッド、日本初上陸の飲食店開店など近年の流行りがピンとこない私としては、
道標を示されたような感覚になりました。
ミニシアター系で、上映映画館も少ない映画ですが、オススメの映画。
お料理に興味がない人でも
ハーブ畑やキノコの生える林に癒されるはず!