先週の水曜日から土曜日にかけて行われたモバックショウ。
製パン製菓のアジア最大イベントです。
私がお手伝いさせていただいたのは名護珈琲のブース。
昨年、自転車大会に出るために行った沖縄で、
コーヒー農園を見学させてもらった時、
「コーヒーの実で酵母を作って販売しようと思っているんだ。」
「私は以前ベーグル屋さんに勤めていて、今は家でパンを焼いてるんです。」
「じゃあ、モバックショウでお手伝いしてもらえる?」
という経緯。
コーヒーはもちろん、
今回は4月に発売するコーヒーチェリー酵母なるもののご紹介がメイン。
コーヒー豆の周りの果肉(コーヒーチェリー)を使った酵母で、
粉末状になっているのでイーストの様に粉に混ぜて使えるのがポイント。
前だねを起こす必要がありません。
パン仲間に声をかけて、アラサー女子4名でお手伝いです。
毎日1万人以上の来場者。
海外(特に中国系)の方も多く、つたない英語を使って必死。
そして実際にコーヒー農園で働いた事もなければ、
酵母の開発に携わったわけでもない私たち。
分からない事だらけで心配していましたが、
なんとか無事終える事ができました。
お昼休憩には他のブースを見て回り、
Zopfの伊原さんやLes Cinq Sensのマニュさんが作業する姿を食い入ってみていました。
そしてあこ天然酵母の前だねを初めて見たのですが、
アルコールっぽい香りがして、ホシノみたいな感じ。
出来上がったパンを試食させていただくと、
ホシノよりも癖がなく使いやすいかも。
とはいえ250gからしか買えないので、ちょっと気が引けます。
最終日にはセミナーも開かれ、
酵母ソムリエの黒野さんの貴重なお話を聞く事もできました。
某調理学校元学長の黒野さんは
とても気さくで優しい方。
この方と知り合えたのも名護珈琲の社長のおかげです。
というわけで
通勤が片道2時間、1日中たちっぱなしの4日間だったのですが、
勉強になる事がたくさんで
いろんな方とお話をする事ができて
私の作った帽子がお披露目できて、
とても楽しかったです。
写真は名護珈琲のお手伝い4人+スペイン大使館員。
会場内は撮影禁止なので、時間外にパシャリ。
私たちの前のスペイン大使館ブースで働いていた26歳の彼は
暇な時に話しかけてくれたり、ふんわりとした優しい方でした。
隣のブースの包装資材会社の方も気さくに話しかけてくれました。
ぼーっとそちらをみていると、口ぱくで
「ガムいる?」
と胸ポケットからガムをチラリ。
こんな感じで大人の文化祭みたいな部分も楽しかったです。
そしてしばらくはこのコーヒーチェリー酵母を使って試作が続きます。