今日はお砂糖について。
私がいつもお菓子に使っているのはきび砂糖。
開業前どの材料を使おうかと試した結果、甘さがマイルドなきび砂糖を選んだのでした。
加えて、コクが欲しい時には黒糖を使っています。
それから丸6年が経った今、お砂糖について改めて考えたくなりました。
どのお砂糖が体にいいとか悪いとか、いろんな説がありますが、
それについて議論するつもりはありません。
個人的には
” 美味しいと感じること “が心身の健康につながると思っているので、
いろんな角度から見て、私が美味しく感じられるお砂糖を選ぶことが目的です。
言葉で説明するのは難しいけれど、
” 丸みのある甘さのお砂糖 ”
が私の中の美味しい基準。
そこで実験。
試したのは1枚目の写真の3種類。
きび砂糖、原糖、白砂糖。
アップにしたのが次の写真。
きび砂糖は茶色味が強く、粒子が細かい。
原糖は茶色味が弱く、粒子が粗い。
白砂糖は白く、粒子が中くらい。
これらを使って、一番差が出そうなクッキーを作ることにしました。
焼く前の様子がこちら。
キ→きび砂糖、ゲ→原糖、シ→白砂糖。
原糖はまだお砂糖の粒子が残っているのが見えます。
その結果、生地が柔らかい状態。(水分を吸えていないため)
そして焼成後がこちら。
左下は焼きムラなのでノーカウント。
中央辺りをみると、意外にも色味はそこまで変わらない様子。
食感はというと、
原糖はお砂糖が全体に馴染んでいないのでサクサク。
きび砂糖と白砂糖はザクザク。
味はというと、
原糖ときび砂糖は穏やかな甘さ、
白砂糖は尖った甘さ。
結論。
きび砂糖もいいけど、原糖もいい!
パウンド系だとまた食感やふくらみなどが変わってきそうなので、実験をしばらく続けようと思います。
6年前に戻ったみたいで、ちょっと楽しいじゃないか。