【変化は怖い】

写真はゆずとチョコを乗せたパイ生地。
こうしてみると、層状になっているのが一目瞭然。
パイは作ろうと思ったことはなかったけれど、ふいにやり出したらハマってしまったお菓子。
まだまだレシピを変えて、進化させていくぞ。

今日は周りを見ていて感じたことについて。
人間は変化を怖がると、じわじわと真綿で首を絞められていても、耐えてその場にとどまってしまうものなんだろうなとしみじみ感じています。
なぜかって、フェードアウトしていく個人事業主が周りでじわじわ増えているから。
同じ個人事業主として、そういう事実を肌で感じるのは精神衛生上よくないのですが、事実として、そう。
扶養の範囲で働くなら、お小遣い稼ぎの副業でやるならいいとしても、それを生業にしようとすると厳しい条件や環境になってきているのは事実だと思います。


コロナが始まって半年ちょっとはみんな右往左往。
その後少し形を変えながらじわじわと世の中が動き出して、少し先を見て変化していった人とコロナ前に戻ろうとした人が混在した2年目3年目が終わり、4年目のここにきて道が分かれてきたなぁと感じています。
各種融資を受けていた人は返済も始まったし、インボイス制度も始まるしね。
理由は人それぞれですが、ギリギリのところで踏ん張ってた人が堪えきれなくなっているんだろうと思います。
冷静沈着&自他共に認めるメンタルの強さを誇る私ですら、確定申告を終えて支払う税金を計算していたら
「おいおい、結構攻めいられて来とるがな。」
と思うほど。
(お給料制じゃないと天引きされないからドンっと支払いがくるのでダメージが大きく感じるということもある)


ただ、何かがうまくいかない時に
「なんとなく変えるのが怖いから」
という選択は危険なんだなと改めて自分に言い聞かせています。
何かをやる時に
「あの人がこうやってたから、私もこうやろう。」
という考えが危険なのと同じように。
うまく行っている時もいない時も、自分の頭で考えて、その先の展望を見据えて変化していくことを忘れないように。


かくいう私はというと、変化することは怖いです。
たぶんそれは人間の本能的な危機管理能力なんだろうと思います。
ただ、お菓子屋で生計をたてている身としては周りの空気から漏れ伝わってくる危機感の方がそれをはるかに大きく上回るので、
「真綿で首絞まるくらいなら、変化するほうがまだいいわ」
という感覚になっていきます。
「ワニとピラニアのどちらかと一緒にお風呂に入らなきゃいけないなら、ピラニアの方が怖くないな」
みたいな、麻痺みたいなものだという認識はありますが、これもたくましさということでよろしいかしら?


というわけで、変化を恐れず、老化も恐れず、
我が道をマイペースに。