【家庭菜園の土作りのやり方】

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写真は我が家の人参たち。
雪にも負けず、我が家の食卓を支えてくれています。
畑仕事は2年目。
最初は収穫できるまで時間がかかると思っていましたが、
周りの先輩方に教わりながら、次々と収穫できるようになりました。
漠然と畑仕事は大変だとわかってはいましたが、
「こんなことやるのね」
と初めて知る事がたくさんです。

今日はその一つ、土作りについてご紹介しようと思います。
あくまで我が家のやり方なのでご了承ください。

家庭菜園の土作りのやり方

1、土を耕す。

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上の写真は大根収穫後の畑の様子。
土がゴロゴロと固まっています。
そこをスキで耕していきます。

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すきやスコップを使って土を掘り起こしていきます。
深さは植えるものによりますが、私は20cmくらい。
私が使っているのは小さな軽い3本スキ。
パワーは弱いけど、腕力のない人にはオススメの道具です。
力作業で腰を痛めがちなので、チビチビとやるのがコツ。

2、土を濾す。

ステンレス製のフルイで土を濾していきます。

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石や植物の根を取り除いて、固まった土をサラサラの状態にするためです。
土が柔らかくないと、育てるお野菜の根っこがうまく張らなかったり、人参や大根などがすくすく育たないから。

これが土作りの最大の難所。
単純作業ながら、フルイを持つ腕は確実に筋肉痛になります。
ちなみに私のフルイは直径30センチ。
昨年まではお隣の先輩に50cmのフルイを借りていましたが、土を入れるとかなりの重量になるので、
私には30センチが適当なようです。
ちなみに雨の降った後はフルイにかけづらいので、晴天が続いた日にやることをお勧めします。
昨年は耕すのに精一杯だったので、今年はしっかり濾していきました。

3、苦土石灰、腐葉土、有機肥料を蒔く。

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基本的にお野菜はアルカリ性の土で育てます。
土は放っておくと雨の影響で酸性に傾くので、苦土石灰を撒いて酸性にするというわけ。
作物によって適した酸性度が違いますが、私はそこまで気にしてはいません。
腐葉土は微生物が住みやすい環境を作ります。
微生物が多くなると、土が団粒構造となり、適度な排水性・保水性・保肥性が確保されて、成長がよく、病害虫に強い株に育ちます。
肥料の種類は好みによりますが、我が家は発酵鶏糞を使っています。
これらを撒いて、土をかき混ぜます。
肥料がよく浸透するように、雨の前日にやっておくとベスト。

4、1週間放置する。

肥料と同時に種まきをすると、種が負けてしまう恐れがあるからだそうな。

5、畝を作って、種を蒔く。

やっとこさ種まきです。
発芽力が弱い物は事前に水に浸して芽を出してから、苗まで育ててから地植えします。

土作りはざっとこんな感じ。
我が家の畑は6〜8畳ほどの広さながら、かなりの重労働です。
お隣さんたちは定年退職した方がほとんどなので、毎日のようにせっせとお手入れをしているけど、それでもまだまだやることはあるそうな。
毎日畑仕事をする余裕のない私の畑は手入れが甘いけど、
マイペースに二年目の畑を楽しもうと思います。