夏頃、直感的にピンときた瞬間がありました。
本屋さんで
THE PASTRY COLLECTION 日本人が知らない世界の郷土菓子をめぐる旅
という本をたまたま見つけて、
郷土菓子を求めて自転車で世界を旅してる彼に
「いつかお会いしたい。」
と強く思うの巻。
むしろ
「会わないと後悔すると思う。」
とすら思ったほど。
それから半年くらいたった今月、
郷土菓子研究社さんが東京のイベントに出るとの事で、
「ついにこの時がきたー!」
と期待を膨らませて行きました。
そして会場で
「本人がいるー!」
とテンションがあがって話しかける私。
短い時間だったけど、
ご本人とお話出来て、
ものすごく元気をもらうの巻。
ちなみにこの日手に入れたお菓子、1つ目は
バーズラーレッカリー(スイス)。
蜂蜜、スパイス、檸檬ピール、アーモンドが入った
ヌガーとクッキーの中間みたいな食感のお菓子。
私もたまたまこのお菓子をネットで見つけて、
自作した事があったのですが、
「正解はこういうものだったのね!」
と。
私が作った物よりもソフトで粘り気が強いんだな、と
勉強になりました。
スパイスの香りが豊かで非常に美味!
相棒もとても気に入った様子です。
2つ目は
シェチェルブラ(アゼルバイジャン)
甘くない生地の中にナッツの甘いフィリングが入ったお菓子。
割ってみると、こんな感じ。
ナッツの風味とカルダモンの香りがストレートに感じられて、
無糖の皮の薄さ、ピンセットでひとつづつつまむ成形、
もうどこをとっても、
私のツボ。
食べた後に幸せな余韻にひたれるお菓子っていいね。
これでこそお菓子!
購入して帰る途中、しみじみと感じていた事。
やはりね、原動力は
「知らないものを見たい!食べたい!」
なのですよ。
私の場合はそれに加えて、
「オモロイ物を作りたい!」
という気持ちが強くあります。
最近の私は
モノ作りについて、仕事について、この先について、
モヤモヤしていたのですが、
ちょっと吹っ切れた気がします。
私が欲しいのは、
人の評価とか、ステータスとか、お金とか、チヤホヤされるとか、
そんなんじゃなくて、
「いろんな環境に身を置いて、新しい価値観に触れて、
自分が楽しいと思えることをする事」
です。
お菓子を製造販売することも楽しいけど、
もっと他のアウトプットの仕方もたくさんあると思います。
そして、どうするにしても、
自分で動かなきゃ何も始まらない。
自分の動き方次第で
楽しくも、つまらなくもなる。
郷土菓子研究社の林さんと会って、
「ちっさくまとまるな、私!」
と、自分にカツを入れたのでした。
久しぶりにものすごい充実感に包まれた1日でした。